「危険水域」の内閣支持率、党ではなく政権への不信任
2021年08月15日
菅義偉総理大臣の任期は2021年9月30日で満了する。そして、自民党は総裁選の日程について協議を始めたのだ。二階幹事長は菅総理を変える意義は見当らないとして、継続を支持する考えを強調したが、内閣支持率は7月のNHK世論調査33%で、発足以来最低になっている。他方、不支持率は46%で発足以来最高なのだ。菅内閣発足時の支持率は56%とかなり高かったのだが、その後下がり続け、ついに33%まで落ちてしまったのだ。自民党の支持率は34.9%と若干下がっているものの、立憲民主党(6.0%)、公明党(3.3%)、共産党(3.3%)を大きく上回っているのだから、不支持率の上昇は自民党への不信任ではなく、菅内閣への不信任と考えられるのだ。
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