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歯止めなき防衛費の膨張、しわ寄せは生活に

岸田政権の経済政策は問題だらけ〈下〉

小此木潔 ジャーナリスト、元上智大学教授

軍事大国へ、議論なく歯止めが消える

 自民党の政権公約は、「政策BANK」という文書の中で「NATO諸国の国防予算の対GDP比目標(2%以上)も念頭に、防衛関係費の増額を目指します」としていた。「周辺国の軍事力の高度化」に対応し、重大かつ差し迫った脅威や不測の事態を抑止・対処するため弾道ミサイル等への対処能力を進化させ、相手領域内で弾道ミサイル等を阻止する能力の保有を含めて抑止力を向上させる、というのだ。

 北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍事力増強に対抗して軍備強化を進めるということである。

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) ジャーナリスト、元上智大学教授

群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。経済部員、ニューヨーク支局員などを経て、論説委員、編集委員を務めた。2014~22年3月、上智大学教授(政策ジャーナリズム論)。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)など。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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