自民党のメリットとデメリット
2022年01月06日
1999年10月5日、小渕第2次改造内閣の下で自由民主党と公明党が連立し、国会衆議院及び参議院で過半数の議席を制した。その後、2009年9月16日迄この連立政権は続くことになる。ただ、2009年8月に実施された第45回衆議院議員選挙では、自民党、公明党ともに大敗。民主党・社会民主党・国民新党による民社国連立政権が成立することになる。
しかし、2012年には連立政権は崩壊、2012年12月に行われた第46回衆議院選で、自民党は絶対安定多数を超える294議席を獲得、公明党も31議席を獲得し、3年3カ月ぶりに自公は与党復帰を果たした。当時の自由民主党総裁・安倍晋三は公明党代表・山口那津男と連立合意文書を交換、自公連立のもとで第2次安倍内閣が発足した。現在、自由民主党は衆議院では過半数(233議席)を超える263議席を有し、32議席を有する公明党と共に295議席を持ち、いわゆる「絶対安定多数」を持つに至っている。
野党の立憲民主党は衆議院で97議席、国民民主党は11議席を有しているが、自公政権には遠く及ばない。参議院でも、自民党は111議席、公明党は28議席と自公で過半数を制している。参議院での立憲民主党の議席は45、国民民主党(15議席)と合わせても60議席、自民党の111議席、自公合わせて139議席には全く及ばない。参議院でも自公連立政権は過半数を大きく上回っている。
周知のように公明党は創価学会をバックにした政党。2000年6月25日の選挙で初めて与党側として選挙に挑み、議席は31議席と大きく減らしたが、連立政権の過半数は維持している。
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