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IMFも警告、世界経済に暗い影落とすロシアのウクライナ侵攻

貿易縮小や食糧・エネルギー価格の急騰

榊原英資 (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて、アメリカ等主要国は経済制裁に踏み切った。日本もロシア連邦の特定銀行などによる証券の発行等に対しての制裁を課している。例えば、ロシアの特定の銀行を「SWIFT(スウィフト)」から締め出す措置をとっている。SWIFTから締め出されると、その国の企業は貿易の決済が困難になる為、最も厳しい経済制裁の一つと考えられている。

世界にとってもマイナスの経済制裁

IMFのクリスタナ・ゲオルギエワ専務理事 ID1974/shutterstock_1307223715.com拡大IMFのクリスタナ・ゲオルギエワ専務理事 ID1974/shutterstock_1307223715.com

 ただ、経済制裁は世界経済にはマイナスの効果をもたらす。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は3月10日、ロシアのウクライナ侵攻による影響拡大を受けて「4月に世界経済の成長率予想を引き下げる」との考えを表明し、ロシアでは「前例のない経済措置で経済が急速に縮小し、深刻な不況に陥っている」とも述べた。ゲオルギエワ氏は米国メディアなどとの記者会見で「ウクライナの戦争の影響は悲劇的だ。世界経済の見通しにも影響を及ぼすだろう」と指摘した。

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) (財)インド経済研究所理事長、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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