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「天空の核融合」を利用した再生可能エネルギーを主力電源に

熱源も大規模装置も不要、課題の送電・蓄電技術の開発に注力を

北村俊郎 元日本原子力発電理事

巨大プラントを必要とする原発や核融合発電所は経済性が低い

 学校でも教えているように、太陽で起きていることは核融合であり、太陽は「天空の核融合装置」だと言える。地上にあればその強烈な光と熱を遮るために強固な防護設備が必要になるが、太陽の場合は1億5千万キロメートルの宇宙空間にあるため、地球上ではその光や熱を安全に利用出来る。古代人はこれをなによりの恵みとし、太陽を神と崇めた。

 太陽光発電や風力発電が出力が不安定だったり、夜間に発電できなかったりするのは「天空の核融合装置」のせいではなく、雲や地球の自転のせいだ。今のところ、再生可能エネルギーの出力不安定な点は、揚水式水力発電、大型蓄電池に電力を貯蔵し、需要の多くなる時間帯に放出して太陽光発電などの不安定さを補っている。

 また、

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筆者

北村俊郎

北村俊郎(きたむら・としろう) 元日本原子力発電理事

1944年、滋賀県生まれ。1967年慶應義塾大学経済学部卒業後、日本原子力発電株式会社に入社。本社のほか東海発電所、敦賀発電所、福井事務所など現場勤務を経験したのち、理事・社長室長、直営化プロジェクトリーダーを歴任。主に労働安全、教育訓練、地域対応、人事管理などに携わり、2005年に退職。福島県富岡町に移り住む。同年から2012年まで社団法人日本原子力産業協会参事。福島第一原発の事故により、現在も避難を続けている。著書に「原発推進者の無念」(平凡社新書)「原子力村中枢部での体験から10年の葛藤で掴んだ事故原因」(かもがわ出版)がある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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