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『ミヤネ屋』とスポーツ新聞のナゾ

青木るえか エッセイスト

 今回すごい小ネタです。

 ワイドショーを見ていてわからないことがありまして、テレビ局というのはいわゆる系列というものがある。日本テレビは読売で報知新聞とか、TBSは毎日系とか。

 そういえば、私が子供の頃、テレビの必殺シリーズが始まってすぐの頃、あれは最初、6チャンネルでやってた。それが突如、10チャンネルに変わるという事件があったのだ。

 ……こう書いて、テレビのチャンネルというのも日本中でバラバラだから、6だの10だのといっても、私が考えている6チャンや10チャンとは違うものを想像されてしまう方もいらっしゃいますね。

 ええと、昭和40年代の東京の話です。『必殺シリーズ』がTBS(6チャンネル)からNET(えぬいてぃー、と読む。10チャンネル。現在のテレビ朝日)に変わったんです。今で言えば『相棒』がテレ朝からフジに替わるようなものですよ。こう考えると、コトの重大性がよくわかる。

 当時は子供だったんで、それが騒ぎになってたかどうかおぼえがない。必殺シリーズより『木枯らし紋次郎』派だったし(土曜夜10時台のライバル番組だったのだ。ちなみに紋次郎はフジテレビ)。あの時のあれはどういうことだったのか、よくわからないんだけど、東京のTBS(6チャンネル)と大阪の朝日放送、東京のNETと大阪の毎日放送が組になってたのが、相手を交換した、……というふうに勝手に想像している。

 なんで交換に至ったのかはわからない。やはりうまくいかなくなって、家庭裁判所の調停とかが入ったりしたのだろうか。そんなことはないですね。

 ……と、思わず昔の思い出に浸かってしまいましたが、テレビ局や新聞社、東京と大阪の系列ってのはすごくガッチリと決まったもので、これをゆるがせにすることは絶対にできない、と思ったのだ。日本テレビと読売(新聞もテレビも)と報知はジャイアンツを応援する、というような。

 そんな中、『ミヤネ屋』が掟破りをしている。芸能ニュースをやる時に、スポーツ紙のデスクや記者を出してくるというのはワイドショーによくあるやり方ですが、宮根さんのところは読売テレビ制作で日本テレビ系列で全国放映なのだから当然、報知新聞が出てくるはずである。

 なのにスポニチなんだ。

 なぜスポニチ。

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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