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しょぼくれちゃった猪瀬直樹さん、今後の文筆業が気になる

青木るえか エッセイスト

 ああ、辞めてしまったか猪瀬直樹。

 辞めるとは思わなかった。希望をいえばもうちょっと粘っててほしかった。それは猪瀬直樹は辞める必要がない、という意味ではなくて、あのまま粘り続ければ、より「いろいろなもの」が見えただろうと思うからだ。あっ、それは「徳洲会事件の真相が見」えるのではなくて、猪瀬直樹の裸が見える、という意味で。

都議会で追及される猪瀬直樹氏=2013年12月16日都議会で追及される猪瀬直樹氏=2013年12月16日
 いろいろな人が「みっともない」と言っていた、猪瀬さんのあの「冷汗三斗の有様」、なんで皆さんそんなにあれを悪し様に言うのか。

 私は、ガンガン責められてシドロモドロの汗みどろになっている猪瀬直樹の姿にはちょっと胸がキュンとなった。いいもの見られてうれしい、という気持ちであった。

 まず、他人が責められている場面というのは、どんなことでも他人事とは思えず(子供の頃からよく怒られ責められ学級会でつるし上げにあったりしたので)胸が痛いというのがある。

 そして、それ以上に、あの猪瀬さんの姿には、性的な感情をゆさぶられる「胸キュン」があった。猪瀬相手にソレはいったい……と自分でもどうかと思うのだが。

 ちょうどこの件が明るみに出る直前、たまたま『噂の真相』に載ったナンシー関と高橋春男の対談記事を読み返していたら、猪瀬直樹についての話がでてきた。

 高橋春男が「猪瀬直樹なんか居丈高なイメージあるけど会うと

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