青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト
1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。
騒ぎようにも力が入るというものだ
佳子さまブームと言われても。
佳子さまブームが今までの皇室ブームとちょっと違うのには理由がある。すごーくわかりやすい、簡単な理由。
それは、今まで皇室でブームになった人というのは、ミッチーブームに紀子さま雅子さま、みんな「皇室の外から入ってきた人」である。
これは「外から入ってきた」からブームになったわけではない。「元皇族」「元華族」ではない、平民出身だとか団地住まいだったとか、就職してたとか、そういうこともほとんど関係なくて、「見た目がきれい」であったことがブームの原因だ。
ああ、身も蓋もない。お三方それぞれ、好みはあろうが、一般的に見てきれいな女性である。
仮に、お三方の誰かが、私の顔の人だったとすると、ここまでのブームは起きていない。いちおうムリヤリの盛り上げはあるだろうが、すぐ収束する。
要は
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