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福山雅治さんは最強の男?(かもしれない)

海千山千のマスコミ業界女性をコロッといかせた逸材

青木るえか エッセイスト

 福山雅治は人気ある人なんだろうなあと思ってたけど、こちらの住んでる世界とはあんまり関わりもないし、ほとんど他人事(というか真実、他人)で結婚話を聞いてたら、なんかどこかの編集部の女性編集者が絶叫して泣いたとか、どっかのテレビの女局員が倒れたとか、ええーっ、それはぜったいウソだと思うが。ウソ、というか、ショックを受けてそうなってるんじゃなくて、もっと別の感情を見せるためというか。

 よく何か芸能関係のおめでたネタで、街に出て歩いてる人にマイクを向けてみるというのがあり、今回も「福山雅治さんのことご存じですか?」「え、知らない、何?」「結婚発表したんです」「えーっうそー!」「お相手誰だかわかりますか」「知らない知らない誰誰?」「吹石一恵さんです」「えーっそーなんだあ」「やっぱりショックですか」「ショックですー!」とか、飽きもせずにやっていた。

 ああいうのを見て「ああ世間のオネーチャンオバチャンのレベルなどそんなもん」というのは簡単ですが、私だってぼけーと道歩いてて「福山さんのこと知ってますか」っていきなりマイク出されたら「えーっほんとですか」式の受け答えになっちゃうと思うな。

福山雅治さんの出身地・長崎で拡大福山雅治さんの出身地・長崎で
 なのでああいうのに出てくる人たちがだいたいボケ面に見えるからといってバカにするのではなく、自分も同じようなボケ面でボケ頭だと思って他人事ではない、というかあれは自分ですよ皆さん。

 で、今回、福山雅治の件がこれほど大ごとみたいになってるのは、「マスコミ系の分別ある女性が衝撃うけた」みたいな話がいっぱい出てきて、それ聞いたおっさんが「これはすごいことかも。福山って実はたいへんなヤツなのかも」と思ってんじゃないか。

 福山雅治はいい人だとは

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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