理想の異性像から見えてくる「社会の強さ」
2015年12月18日
先日『週刊女性』で発表された「抱かれたい男グランプリ2015」。これまでこの企画では木村拓哉氏と福山雅治氏が1位2位を独占し、長い間二人の独壇場だったのですが、今年は様々な順位変動が起きて大きな話題を呼んでいます。
嵐の松本潤氏が2位の木村氏にダブルスコアの差をつけて1位を獲得。また、昨年(2014年)2位の福山雅治氏、3位の向井理氏、4位の西島秀俊氏は結婚したことでそろって大きく順位を下げるなど、結婚がランキングに与える影響が如実に表れました。
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ただ、その中でも注目を集めたのが初登場でいきなり3位を獲得したラグビー日本代表の五郎丸歩選手でしょう。ラグビー日本代表がワールドカップで歴史的な活躍をしたことで、一躍国民的スターに。グランプリの結果も、一連の五郎丸フィーバーを決定付けるものであったため、各種メディアで取り上げられました。
五郎丸歩の真似を一般人がしてはいけない――メディアによる「良妻幻想」の再生産(WEBRONZA)
ですが、注目して欲しいところは五郎丸選手だけではなく、トップ10に入ったアスリートたちです。
3位の五郎丸歩選手に続き、6位には男子フィギュアスケート・ソチオリンピック金メダリストの羽生結弦選手、7位にはドイツのシャルケ所属でサッカー日本代表の内田篤人選手、8位には男子テニス四大大会で日本人史上初の2位を獲得した錦織圭選手がランクインしています。
とりわけアスリート1位の五郎丸選手と2位の羽生選手は、見た目があまりに対照的です。
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