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[2015年 テレビ ベスト5] テレ東が健闘

トシとっても余裕のある暮らしがしたい、と激しく思った年の瀬

青木るえか エッセイスト

 今年、印象に残ったテレビ番組をいくつか挙げてみます。

 正直、今年のテレビ番組は不調でした。……と感じた理由は何か。

 去年(2014年)は佐村河内さんやSTAP細胞さんや野々村議員さんといった、「ウケ狙いではないホンモノ」がたくさん活躍して、それを報じるテレビ番組が面白かったのです。今年はそういうタレントは現れませんでした。来年に期待したいです。

真似をやっちゃいけない

■ドラマ部門 『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)

名:
「山田孝之の東京都北区赤羽」拡大「山田孝之の東京都北区赤羽」=テレビ東京系
 清野とおるの人気(なのか?)マンガをテレビドラマ化!(なのか?)

 清野とおるのマンガがそもそも、ちゃんとしていないというか、小心な者が生きていく時に否応なく感じる違和感、居心地の悪さ、些細で不運なトラブル、などを淡々と表現するだけのもので、それを実写でどうやって、と懸念していたら思わぬ方法で来た。

 俳優の山田孝之が、山田孝之本人として赤羽の町に入り込み、微妙なトラブルに続々と見舞われて困惑する、というものであった。

 なぜ山田孝之がそんなことをする必要があるのか、というと、『東京都北区赤羽』を読んで感銘を受けたから。ただそれだけ。

 つくりようによっちゃひどい番組になった可能性が高いが、驚くことにすごく面白かった。

 計算のうえで成功したのだろうか。たぶん「たまたま当たった」んだと思う。つまりこの番組の真似をやっちゃいけない。NHKあたりがやりそうでこわい。

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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