トシとっても余裕のある暮らしがしたい、と激しく思った年の瀬
2015年12月22日
今年、印象に残ったテレビ番組をいくつか挙げてみます。
正直、今年のテレビ番組は不調でした。……と感じた理由は何か。
去年(2014年)は佐村河内さんやSTAP細胞さんや野々村議員さんといった、「ウケ狙いではないホンモノ」がたくさん活躍して、それを報じるテレビ番組が面白かったのです。今年はそういうタレントは現れませんでした。来年に期待したいです。
■ドラマ部門 『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)
清野とおるのマンガがそもそも、ちゃんとしていないというか、小心な者が生きていく時に否応なく感じる違和感、居心地の悪さ、些細で不運なトラブル、などを淡々と表現するだけのもので、それを実写でどうやって、と懸念していたら思わぬ方法で来た。
俳優の山田孝之が、山田孝之本人として赤羽の町に入り込み、微妙なトラブルに続々と見舞われて困惑する、というものであった。
なぜ山田孝之がそんなことをする必要があるのか、というと、『東京都北区赤羽』を読んで感銘を受けたから。ただそれだけ。
つくりようによっちゃひどい番組になった可能性が高いが、驚くことにすごく面白かった。
計算のうえで成功したのだろうか。たぶん「たまたま当たった」んだと思う。つまりこの番組の真似をやっちゃいけない。NHKあたりがやりそうでこわい。
■スポーツ部門
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