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古舘伊知郎さんは、とにかく向いてなかった

「やりづらそうな様」は競輪実況の時と同じ感じ

青木るえか エッセイスト

 古舘伊知郎さんが『報道ステーション』を降りるんだけど、これはやっぱり「ある筋の圧力により降板させられた」ものなのだろうか。

4月からは「新しいジャンル」に挑戦するという拡大4月以降は「新しいジャンル」に挑戦するという
 会見によれば「ものすごい不自由な12年でした」っていうんだから、窮屈な思いはしてたんだろう。

 でも、そんな、政府筋とかを怒らすようなこと言ったりしてたかなあ。いや、言わないように自制するのが窮屈だったって話なのか。

 私は「保守」と聞いただけで反射的にあとずさりしたくなるし、スポーツの国際試合とかでは、相手チームを応援してしまうほうなのだが(これは反日活動というよりは、「ニッポンがんばれ」で一体になってる集団の中では居心地悪い、というような気持ち。これが日本をあげて反日応援だったら日本を応援……はしないかやっぱり)、そういう人間にとって『ニュースステーション』は見ていてあんまりイライラしない番組であった。

 当然、引き続いての『報道ステーション』も見ていたけれど、前ほどは見なくなった。古舘伊知郎さんがどうも居心地悪かったから。

 窮屈だった、ってのはほんとにそうなんだろうな。いかにもやりづらそうだった。それは10年以上続いたつい最近もずっと、やりづらそうにしてたし。

競輪実況の時の「お客さん感」

 でも、私の感じる「古舘のやりづらそうな様」と古舘さんが感じている「自分のやりづらさ」にはたぶん食い違いがある。 ・・・ログインして読む
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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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