青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト
1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
科学少女マンガ版も読みたくなる読後感
元少年Aの『絶歌』もこの小保方晴子さんの『あの日』もすぐ買ってしまった。
当然買いますよ。アマゾンのマーケットプレイスで1円になったら買うのでもいいのだが、そこまで待ってられるか。
なのですぐ定価で買って両方面白く読んだ。
この2つの装幀が似てることは早々に指摘されてるけど、文章も似てる。詩的文学的表現にのめりこみたがるところが似ている。
Aくんは「僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な『記号』に」とかいうし、小保方さんのは「崩れた石の塔もたくさん見える。この世界を思い浮かべるたび、科学の女神の神殿を永遠に造り続ける」だし。
ここは本の袖に抜き書きで印刷されてるぐらいだから、ここをセレクトしたのは編集部だとしても、小保方さんとしても「ここは読ませどころだわ」ってところのはずだ。
これで思い出すのが
論座ではこんな記事も人気です。もう読みましたか?