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ショーンKさんは善行をしただろうか?

「穏当」なコメンテーターの小ネタとして考える

青木るえか エッセイスト

ぶっぱなした文春vsネッチョリ乙武砲の新潮

 ショーンK氏についてどう思いますかと言われても……。

 週刊文春やっぱりさすがだなー。こういう小ネタもきっちり暴いてみせるところが。ぐらいしか思い浮かばず。

ショーン拡大お詫びを掲載した所属事務所サンディのサイトより
 といってる間に週刊新潮が乙武洋匡さんで来ましたけど、文春がショーンで新潮が乙武、というところに両誌のちがいがよく表れている。

 どっちが大物かといえばもちろん乙武さんだし、暴かれた内容も乙武さんのほうがどうかと思うことやってるし、新潮としては「ショーンなんかでいい気になるなよ、こっちの乙武砲をくらえ」ってな気持ちだろうが、新潮らしいネッチョリした、爽快感のないスクープである。

 文春のぶっぱなし感のほうが私は好きです。ポップで良い。

 ……というぐらいの小ネタですよねえショーンさん問題。

 みんな怒ってるんだろうか。でも、すでに時期遅れの感は否めませんけれど、考えてみた。

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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