『WiLL』と違いを出して読者を引きつけられるのか?
2016年05月13日
まるで双子のような雑誌が店頭に並ぶ。ビックリ、ニヤリ、ため息、顰(しか)め面、笑い。朝早く、到着した雑誌の梱包を開けた書店員の表情は、その人の情報収集力、ワケ知り度、商品関心度によって様々だったろう。まったく気にも止めなかった人もいるだろうし、中には誤って一山に積んでしまった担当者も、いるかもしれない。
カテゴリー、サイズ、カバーデザイン、記事内容、論調、どれをとってもそっくりだ。誰が品出ししても、2つの雑誌は書棚に、仲良く並べて置かれるだろう。
だが、こうした風景を生み出した経緯は、決して「仲良く」などと言っていられるようなものではない。
『月刊Hanada』は、編集者花田紀凱(かずよし)氏の名を冠して創刊された雑誌である。その花田氏は
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