2016年06月03日
女性の「自分らしさ」と「生きやすさ」を考えるクロストーク 「第3回 女性が感じる職場の悩みと働きやすい環境を考える」 6月18日(土) 無料!
2016年5月11日、旅行会社のHISが「HIS×東大美女図鑑」というキャンペーンを打ち出したところ、インターネットで苦情が殺到し、キャンペーンを中止したというニュースがありました。
キャンペーン広告の冒頭には「お隣いいですか?」というキャバクラを彷彿させるようなキャッチフレーズが踊っており、インターネット上でも「空飛ぶキャバクラ」などと揶揄されていました。中止になったのは当然のことと思います。
ですが、テレビやインターネットの意見を見てみると、この企画が中止になる理由をあまり理解していない人も目立ちました。
私も「とくダネ!」(フジテレビ系)にてこのニュースの解説をさせて頂いたのですが、小倉智昭キャスターも企画中止に対して疑問を呈しており、街の声のインタビュー映像でも、「利用してみたいねぇ」という声が取り上げられていました。
そこで今回は、「HIS×東大美女図鑑」の企画のどこに問題があったのかを細かく見て行きたいと思います。それとともに、女性や性に関連した企業の炎上事件の本質を理解できないことが今の時代、いかにリスクが高いかについて、さらには女性活躍推進が進まない現状との共通点について論述して行きます。
今回の企画の一番の問題は「美女」というコンセプトにあります。
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください