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「エリザベート」青春燃やした

【月刊タカラヅカ】宝塚初演20年 歴代トップら、今月ガラ・コンサート

河合真美江


拡大制作発表にせいぞろいした歴代スター
 【朝日新聞紙面より】ミュージカル「エリザベート」が宝塚歌劇団で日本初演されて今年で20年。記念の年を締めくくるスペシャル・ガラ・コンサートが12月9~18日に大阪・梅田芸術劇場で開かれる。制作発表が11月4日にあり、トートを演じた歴代のトップスターらが意気込みを語った。

 初代の一路真輝(いちろまき)は「トップが死に神か!と初演会見では皆さまの殺気を感じた。あの日から命がけでつくった。これからも愛されて、小池(修一郎)先生が長生きしてくれたらいいな」と笑いを誘った。2代目の麻路(あさじ)さきも告白。「成功を収めた初演の後というプレッシャーに耐えきれず、最初は断った」

 専科の凪七瑠海(なぎなるうみ)は7年前、男役7年目でエリザベートに大抜擢(ばってき)された。「まさかという衝撃。エリザベートを乗り越えたから何でも乗り越えられる」

 エリザベートは宝塚で8回再演され、総上演回数は1001回になった。初演から演出を担う小池は「それぞれが青春を燃焼させたから20年につながった。コンサートでは、エリザベートを演じた後の人生経験を加え、円熟味を増した歌を聞かせてくれると思う」と期待する。

のめりこんだ大役・大鳥れい、自分出せずに悩む・春野寿美礼 元コンビが対談

 2002年の花組公演はトップスター春野寿美礼(すみれ)のお披露目と、トップ娘役大鳥れいのサヨナラを兼ねた舞台で話題を集めた。ガラ・コンサートで久々にコンビを組むのを前に当時を振り返ってもらった。

拡大春野寿美礼=篠塚ようこ撮影
春野 トートをやらせていただけるのはうれしかったけど、役の魅力に押しつぶされていました。初演の一路(いちろ)さんから麻路(あさじ)さん、姿月(あさと)さんと3人の姿が焼きついていて。実際に動いてみると自分の心とギャップがある。素直な気持ちを見失い、自分が出せなくて。

大鳥 全然気づかなかった。もがき苦しんでいたなんて。涙が出てくるわ。大変やったんやろな。

春野 お披露目だったので、そんな姿は見せられない。

大鳥 私はエリザベート役で退団を決めたんです。大変な役とわかっていたけれど、うれしくてのめりこんでいた。

春野 輝いてましたね。みどり(大鳥の愛称)は自分のやりたいことを存分に表現できていて、うらやましかった。大鳥れいを完成させていた。そこまで行き着かないと、エリザベートはできないんじゃないかな。 ・・・続きを読む
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