青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト
1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
怒ったり、泣いたり、ドキドキしたり……
2016年のテレビ……と考えると『真田丸』がワッと思い出されるのがシャクなんだけど一年びっちり見ちゃったしなあ。「今年一年貫く棒の如き真田丸」と一句読みたくなるぐらいだ。前回の当欄で「いかに真田丸が私にとってダメだったか」をネチネチと書いてしまったけれど、書いたらスッキリするかというとそんなことはまったくなく、書けば書くほど書き足りない。これを好きとは断じて言わないが、ある意味、爪痕を残したことは確かだろう。
ということで、2016年印象に残ったテレビ番組を五つ挙げる、となると以下になる。
・『真田丸』(NHK総合)
・『トットてれび』(NHK総合)
・『模倣犯』(テレビ東京系)
・『NHK杯テレビ将棋トーナメント』(10月23日、Eテレ)
・『SMAP☓SMAP』(1月18日、フジテレビ系)
『真田丸』が入っているぐらいだから当然「ベスト5」ではなく、「インプレッシブ5」。順不同です。
『真田丸』については前回をご参照ください。今まで見たことないようなかっこいい武将を見せてくれそうな一瞬があったことは確かです(それだけに期待が裏切られたときの怒りもでかい、というのの繰り返しでした)。
『真田丸』、最終回までずっと怒りっぱなしで…――明治座か帝国劇場でスピンオフ『戦国レビュー真田丸』ショーを見たい
『トットてれび』。
これは、番宣を見た瞬間「私のキライなやつだ」と思って敬遠してたのだけど、何かのはずみで見てしまったら、予想通りの受け付けなさだったのだが、……といきなり言っても何が予想通りなのかわからないと思いますので説明する。
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