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「幕末太陽傳」最後の大暴れ

【月刊タカラヅカ】早霧せいな、咲妃みゆサヨナラ公演

河合真美江


拡大早霧せいな(中央)と咲妃みゆ(右)、望海風斗
 【朝日新聞紙面より】ヒット作を連発したコンビならではの、芝居心あふれる舞台になるに違いない。雪組の早霧(さぎり)せいな、咲妃(さきひ)みゆのサヨナラ公演の制作発表が1月、東京で開かれた。落語をもとにしたやんちゃ劇「幕末太陽傳(でん)」で大暴れする。

 「日本物が最後になるのは戸惑ったけれど、このために和物を積み重ねてきたんだなと。愛されるキャラにしたい」。早霧が弾む声で話せば、咲妃は緊張気味につなぐ。「女郎を丁寧につくりあげたいです」

 60年前に封切られた、鬼才川島雄三監督による名作映画を舞台化する。古典落語「居残り佐平次」を軸に、様々な落語の世界観を採り入れた人情喜劇だ。実在した品川の遊郭が舞台となっている。
脚本・演出の小柳奈穂子は、早霧のトップお披露目公演「ルパン三世」(2015年)を手がけた。コンビを見守り続けた小柳が、その役者魂と演技者としての欲を見込んで言う。「こんなことが宝塚でできるんだと思わせてくれる芝居に」。映画で石原裕次郎が演じた高杉晋作には望海風斗(のぞみふうと)が扮する。

 ショーは中村一徳作・演出「Dramatic “S”!」。タイトルの「S」は早霧の手書き。「何回も書き直しました」と苦笑する。「スーパーでスペシャル」(早霧)「すごいぞ!」(望海)「スノー魂」(咲妃)、三つの「S」をこめた舞台だ。宝塚大劇場で4月21日~5月29日。