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【公演評】『REON JACK 2』

柚希礼音がよりクールに、よりアーティスティックに“今”を魅せる

さかせがわ猫丸 フリーライター


拡大『REON JACK2』公演から=TAKUYA KIMURA撮影

 元宝塚星組トップスター柚希礼音さんのソロコンサート『REON JACK2』が梅田芸術劇場で行われました(30日~31日:パシフィコ横浜国立大ホール、4月19日~20日:福岡市民会館)。ゲストに、日本を代表するバレリーナ上野水香、バレエからコンテンポラリーまであらゆるジャンルを網羅するダンサー大貫勇輔、宝塚の振り付けでもおなじみの大村俊介(SHUN)、前回も出演したアルゼンチンタンゴダンサーのクリスティアン・ロペスと豪華な顔ぶれを迎え、『REON JACK』がよりクールに、よりアーティスティックに進化しています。

 宝塚色を払拭したにもかかわらず、性別を超えた魅力はさらに加速し、充実する柚希さんの“今”にたっぷりと魅せられました。

 初日を前に行われた囲み会見では、最初に「『REON JACK』の第2弾ができるのも、見に来て下さる皆さんのおかげです」と声を弾ませ、これから始まる新たなステージに興奮が抑えきれない様子でした。

拡大『REON JACK2』公演から=TAKUYA KIMURA撮影

 宝塚の振り付けでも関わっていた大村さんとの共演については、「SHUN先生はこれまでとは違った色っぽさと隙のない動きで宝塚に新たな魅力を生み出し、自分の男役像にも強く影響した方です。そのSHUN先生に退団後も振り付けをしていただき、しかも一緒に踊れるなんて本当に嬉しいです。最初は照れくさかったのですが、包容力のあるカッコよさに刺激され、セクシーな場面が仕上がったと思います」と、誇らしそう。

 3月1日に発売したアルバム『REONISM』の中の『僕は何を探してるんだろう?』は会見の後、報道陣にプレお披露目されたナンバー。「去年はあえて使わなかった『僕』という一人称は、退団して2年弱経った今、男役ではない純粋な自分に問いかける気持ちになれます」と、曲に込められた想いも素直に語ってくれました。

 会見の最後には、「今回は、各ジャンルのスペシャルな方々とダンスコラボに挑戦しています。映像や照明も『こんなことがしてみたかった』と憧れていたことが実現して、すべてに感動し続けるお稽古でした。そこへお客様が参加して初めて『REON JACK』は完成します。いいもの見たぞと思ってもらえるように頑張ります」と、意気込みを語りました。

 作品を心から愛する気持ちと、自信をみなぎらせる様子が柚希さんからビシビシと伝わります。そしてその結果は、大阪のお客様をとことん盛り上がらせたことで、なによりの証明となりました。

◆公演情報◆
『REON JACK2』
2017年3月23日(木)~26日(日) 大阪・梅田芸術劇場メインホール
2017年3月30日(木)~31日(金) 東京・パシフィコ横浜国立大ホール
2017年4月19日(水)~20日(木) 福岡・福岡市民会館
[スタッフ]
音楽プロデューサー:本間昭光
ステージング:大村俊介(SHUN)
振付:大村俊介(SHUN)、YOSHIE、原田薫、高岸直樹、Cristian&Nao
[出演]
柚希礼音
上野水香(大阪・東京公演)、大貫勇輔、大村俊介(SHUN)、YOSHIE(福岡公演)、クリスティアン・ロペス ほか
公式ホームページ
◆パシフィコ横浜公演限定企画◆
3/30(木)・3/31(金)開催のパシフィコ横浜公演来場者限定企画!
スタンプラリーやフォトブース、スペシャルコラボスイーツなど、ここだけの企画が盛りだくさん!また、お客様皆さまからいただいたリクエスト曲の披露もあります!!
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筆者

さかせがわ猫丸

さかせがわ猫丸(さかせがわ・ねこまる) フリーライター

大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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