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朝夏まなと、粋な男役のままで

【月刊タカラヅカ】最後の大劇場

谷辺晃子


拡大サヨナラショーで感極まる朝夏まなと=滝沢美穂子撮影
 【朝日新聞記事より】11月に退団する宙組トップスターの朝夏(あさか)まなとが9月25日、宝塚大劇場でサヨナラショーを催し、16年にわたって慣れ親しんだステージを卒業した。

 ショーは、トップお披露目公演だった「王家に捧ぐ歌」で演じたラダメス姿で登場。懐かしい歌声を響かせた。歌劇史に残るであろう名場面、「VIVA! FESTA!」の「YOSAKOIソーラン」では、「どっこいしょぅ、どっこいしょぅっ!」と朝夏が叫ぶと、客席も呼応して大盛り上がりした。

 退団のあいさつは黒いえんび服で臨んだ。同期生で星組トップスターの紅(くれない)ゆずるから花束を受け取り、「宝塚の世界に生きることができて幸せでした」と自らの歩みを振り返った。そして、「ときには前を向けない時期もありましたが、誰かが必ず手を差しのべてくださいました。助けてくれる仲間と見守ってくださる皆さまがいるから、いまの私がいると心から思います」と感謝を述べた。

 締めくくりに宙組生全員で「タカラヅカ フォーエバー」を合唱。名残を惜しむファンのカーテンコールに何度も応え、舞台上で「幸せですね」とほかの退団者たちとうなずき合う場面も。総立ちの客席と宙組生に投げキスをして、「またね!」。「まあ様」らしく粋な男役を貫いた。

 終演後に劇場前で開かれた退団パレードでは、6千人のファンが見送った。