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龍真咲、クラシックは私の原点(上)

『めざましクラシックス in HYOGO 2017』に出演

真名子陽子 ライター、エディター


拡大龍真咲=森 好弘撮影

 今年20周年を迎えた『めざましクラシックス』に、元宝塚トップスターの龍真咲が出演する。錚々たるメンバーがゲスト出演してきたこのコンサート。クラシックスと銘打たれたコンサートで、龍はどんな歌声を聴かせてくれるのか、話を聞いた。

 宝塚を退団してから、いろんなコンサートへゲスト出演してきた龍だが、8月にファーストアルバム『L.O.T.C 2017』を発売し、単独のコンサートを開催している。その歌に込めた思いや、宝塚時代よりも忙しい日々について、ベルサイユ宮殿を訪れた話などを語ってくれた。

自分の楽曲も歌います

――『めざましクラシックス in HYOGO 2017』への出演が決まった時の感想は?

 出身が大阪ですので、関西での公演に出演できることが、とてもうれしかったです。なかなか関西で公演する機会がなかったので。地元に帰ってきたなという感覚になりますし、宝塚歌劇団も近いですから、在団中から応援してくださっているファンの皆さまも見にきやすいのかなと思いました。そして、このコンサートは今年20周年なんですね。その記念の年に出させていただけることもうれしいです。

――クラシックスタイルで歌われるんですよね?

 そうです。でも、宝塚を受験するときの歌唱は、クラシックスタイルなんですよ。イタリア歌曲などを練習していました。課題曲で出される曲がクラシックでしたので。そういう意味で、原点に戻れるなと思いました。クラシックから離れてしまっているので、最初は不安もありましたが、原点に戻って挑戦してみようと思っています。

拡大龍真咲=森 好弘撮影
――宝塚の受験というと、本当に龍真咲としての原点ですね。

 そうなんです。でも、このコンサートはクラシックの曲だけではなく、いろんな曲を歌わせていただく予定です。

――クラシックというと敷居が高いイメージがありますが、そうではないんですね。

 ソロで何曲か歌わせていただくのですが、今年は自分の楽曲を持つことができましたので、その曲も歌わせていただきます。どこに共感してもらえるだろうかと、パフォーマンスをするときにはいつも考えるんですね。今回も私と皆さまの間で共通した何かを感じられたらなと思いますし、クラシックだからこそ挑戦したいことがあります。今は、さまざまな歌を経験したいと思っていますので、がんばって歌わせていただきます。

――今回のコンサートはソロ曲のみということですが、10月に『ソング&ダンス・オブ・ブロードウェイ』でデュエットをされました。

 そうなんです。初めてデュエットをさせていただいたのですが、迫力がすごかったですし、包み込むオーラというか、男らしさをやはり感じました。宝塚では女の子同士でしたし、リードする側でしたので、とても新鮮で歌っていて楽しかったです。ブロードウェイの本場の方々と共演して、瞳が語りかけるということを感じることができて、歌は人種や国を超えるんだなと思いました。

――歌はとてもシンプルに心に響くと思います。

今まで舞台では男役として、伝えるということがメインでした。でも、様々なジャンルを歌う時に、歌いすぎてしまうと先が見えてしまうし、分かりすぎてしまうのでは、と思ったんです。役ではなく自分自身の感情を入れすぎてしまうと、私も楽しめない。“考える隙間”が大事なんだとコンサートをしていてすごく感じたので、その隙間を提供できる歌を歌っていきたいなと思います。

――なるほど。その“考える隙間”は欲しいかも。

 舞台やコンサートなどを見たりして、どうすればその隙間を作れるかを考えていきたいですね。

◆公演情報◆
『めざましクラシックス in HYOGO 2017』
2017年12月9日(土) 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
[出演]
松本蘭(ヴァイオリニスト)、軽部真一(フジテレビアナウンサー)/スペシャルゲスト:龍真咲/ヴォーカルゲスト:藤澤ノリマサ ほか
めざクラの公式HP
〈龍真咲プロフィル〉
宝塚歌劇団、元男役トップスター。2001年、宝塚歌劇団に入団。『ベルサイユのばら2001』で初舞台。その後、月組に配属。2012年、『ロミオとジュリエット』で月組トップスターに就任。2016年、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』/『Forever LOVE!!』で宝塚歌劇団を退団。退団後初の舞台出演は、『エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』。8月にファーストアルバム『L.O.T.C 2017』を発売し、コンサートを開催。2018年4月には、ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』でマリー・アントワネットを演じることが決まっている。
★ Ryu Masaki Official Website

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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