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松本享恭が初めて「笑い」に挑戦(上)

宅間孝行作・演出、病院を舞台としたシチュエーションコメディ『笑う巨塔』

大原薫 演劇ライター


拡大松本享恭=冨田実布撮影

 あたたかい笑いと切ない涙で感動を誘う作品に定評がある、宅間孝行主宰「タクフェス」。感動的な作品というイメージがある「タクフェス作品」と違い、笑いのエンターテインメントに振り切った作品を届ける「春のコメディ祭!」の第2弾として『笑う巨塔』が上演される。

 2003年東京セレソンデラックスで上演されたシチュエーションコメディ『HUNGRY』が2012年『笑う巨塔』として再演。この作品を持って宅間孝行は東京セレソンデラックスを解散した。今回、6年のときを経て、待望の再演が決定した。

 東京のとある病院を舞台に、入院患者に見舞客、医者や看護婦など様々な人々を巻き込んで、病院内が大混乱に陥り、「白い巨塔」ならぬ「笑う巨塔」と化していく……というコメディだ。

 『笑う巨塔』で、病院に運び込まれた山之内代議士の息子であり秘書も務める山之内蓮太郎役を演じる松本享恭。2016年~2017年、『仮面ライダーエグゼイド』に仮面ライダースナイプ/花家大我役で出演して注目を集めたが、今回が『仮面ライダー~』後の初の舞台となる。初めてだというコメディに挑む気持ち、映像と舞台の演技の違い、また『仮面ライダー~』の経験や共演者に対する今の思いなどを聞いた。

今は笑いにアンテナが向いています

拡大松本享恭=冨田実布撮影

――『笑う巨塔』ご出演の話を聞いたときはいかがでしたか?

 まずコメディと聞いて「面白そうだな」と思いましたね。ただ、コメディをやったことがないので、怖さもちょっとありました。

――笑いがあるものはお好きな方ですか?

 漫才が好きです。千鳥さんや博多華丸・大吉さんなど、会話が面白いなあと思って。ただ、友達と一緒のときは、自分が笑わせるタイプじゃなくて、友達が笑わせているのを笑って見ているタイプなんです(笑)。だから、今回「コメディ」と聞いて「あ、今まであまり触れてこなかったな」と思いました。この話をいただいてからは、お笑いの番組を見たり、普段の会話でも「ここに笑いがあったらいいんじゃないか」というところでちょっと自分から面白いことを言って試したりしています。

――面白いことを言ったら、周囲からウケますか?

 たまに……(笑)。今は笑いにアンテナが向いている生活になっています。

――『笑う巨塔』の台本をお読みになった感想は?

 面白かったですね。無理に笑わせようとしていないのに、食い違いやかみ合わない面白さがあって。僕はこういう掛け違いの面白さがあるものが好きなんだな、と改めて感じました。

――宅間孝行さんの作品は見たことがありますか?

 『ひみつ』を舞台で、『歌姫』『くちづけ』『わらいのまち』はDVDで見ました。とても感動的なお話の中にも笑いがちりばめられているのが面白いなと思いました。

◆公演情報◆
タクフェス 春のコメディ祭!『笑う巨塔』
2018年3月29日(木)~4月8日(日) 東京・東京グローブ座
2018年4月13日(金)~15日(日) 愛知・ウインクあいち 大ホール
2018年4月17日(火)~22日(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2018年4月24日(火) 愛媛・ひめぎんホール サブホール
その他地方公演予定。詳しくは公式HP参照。
[スタッフ]
作・演出:宅間孝行
[出演]
宅間孝行 篠田麻里子 松本享恭 / 石井愃一 梅垣義明 / 佐藤祐基 越村友一 布川隼汰 堀川絵美 梛野里佳子 想乃 豊泉志織 渡辺碧斗 / かとうかず子 鳥居みゆき / 片岡鶴太郎
公式ホームページ
公式 Twitter
公式 Facebook
〈松本享恭プロフィル〉
1994年12月27日生まれ。福岡県出身。2014年トップコート 20th スターオーディションに参加。2015年『ウルトラマンⅩ』のハヤト隊員役で俳優デビュー。2016年から『仮面ライダーエグゼイド』にて仮面ライダースナイプ/花家大我役として出演。主な舞台出演作品は、『武士白虎 もののふ白き虎』、『黒子のバスケ THE ENCOUNTER』など。
公式 Twitter

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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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