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木﨑ゆりあ×お宮の松×矢島弘一インタビュー/下

東京マハロ第21回公演『たぶん世界は8年目』-幸せな私たち、興味がないあなた達-

真名子陽子 ライター、エディター


木﨑ゆりあ×お宮の松×矢島弘一インタビュー/上

AKB48で被災地を訪問した時に感じたことを生かせたら

拡大左から、お宮の松、木﨑ゆりあ、矢島弘一=冨田実布撮影
――初舞台で大変なことはありましたか?

木﨑:女性を好きになることの難しさや、パートナーである男性を支えて生きていくと覚悟を決めた女性の強さ――純粋に強さだけを出したり、普通にか弱さだけを出しても、その役として見えないと思ったので、すごく考えさせられましたね。

――役を掘り下げていくのが大変だった?

木﨑:そうですね。そして、やはり緊張しました。舞台に立つのは緊張しないだろうと思っていたんです。最初、私が階段を下りてくるシーンから物語が始まるんですけど、その階段の下り方を稽古場から細かくご指導頂いていたんです。私の下りてくる姿だけで何かを感じる人がいるんだって思ったら、すごく緊張してしまいました。

お宮の松:何度もやってたね、階段を下りて入ってくる瞬間を。そんなに急いで下りてこない!って言われてね。

木﨑:セリフを発するのも私が最初だったんです。ライブは大人数で、一人だけで何かをするというのがなかったので、緊張しました。

――それはやっていく中で慣れていくものですか?

木﨑:そうですね、慣れてはきますが、それでも緊張します。客席の雰囲気は毎回違いますから。でも、回数を重ねていくうちに、お宮さんがいろんなことをされているのを、また、やってるなーって、緊張せずに冷静に見られるようになりました(笑)。

お宮の松:僕は木﨑さんと対面する先生役だったんです。なんなら舌打ちが聞こえてくる感じですよ、またやってんな、こいつ、みたいな(笑)。

――(笑)。お宮さんのおかげで、いろんなことに対応できるようになったんですね。

木﨑:はい、すごく楽しかったです。

――そして今回、東京マハロの舞台に再び上がります。

木﨑:AKB48の時は震災以降、毎月被災地を訪問してライブを行っていたので、とても関わりがありました。でも卒業して一人になると、触れる機会が少なくなってしまったんですね。被災地の方たちの話を聞いたり、現地を見たりして教えて頂いたことに、どうやったらこれから先も向き合っていけるのかなと思っていたところ、今回の舞台のお話を頂きました。あの時に感じたことや体験したことを活かせたらいいなと思っています。

◆公演情報◆
東京マハロ第21回公演『たぶん世界は8年目』
-幸せな私たち、興味がないあなた達-
2018年9月14日(金)~9月23日(日) 東京・シアタートラム
公式ホームページ
[スタッフ]
脚本・演出:矢島弘一
[キャスト]
福田ゆみ、お宮の松、稲村梓、森一弥、工藤潤矢、内谷正文、篠原あさみ、彩木りさ子、泉知束、中村英香、陰山ひろみ、春木生、輝山立、木﨑ゆりあ
〈木﨑ゆりあプロフィル〉
SKE48第3期メンバーオーディションに合格。3rdシングル「ごめんね、SUMMER」で選抜メンバーに抜擢され、中心メンバーとして活躍。2014年にAKB48へ移籍し、チーム4副キャプテンを経てチームBのキャプテンを務めた。2017年9月にAKB48を卒業し、本格的に女優としての活動を開始。初舞台は2016年の東京マハロ第18回公演『紅をさす』。
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〈お宮の松プロフィル〉
たけし軍団の無法松と「北京ゲンジ」という漫才コンビを組んでいたが、2005年に解散。 バラエティ番組で活動する他、師匠であるビートたけしが監督した映画『キッズリターン』『HANA-BI』『座頭市』やドラマ、坂上忍作・演出の舞台作品などにも出演。今年上演された舞台『銀河鉄道999』〜GALAXY OPERA〜では車掌役を務めるなど俳優としても活躍している。東京マハロ作品には欠かせない存在。
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〈矢島弘一プロフィル〉
東京マハロ主宰。脚本・演出を務める。2016年に放送されたドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』で第35回向田邦子賞を受賞。“女性の気持ちを描ける男性劇作家”として注目を集めている。劇団公演では、不妊治療や震災直後の被災地問題、いじめ問題や性同一性障害など人間の深層心理を抉るテーマを多く取り上げ、さらにコメディ作品にも幅を広げている。今年7月にスタートしたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』の脚本も担当。
矢島弘一公式ツィッター

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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