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【公演評】宙組バウ『ハッスル メイツ!』

ピリッとした刺激的存在の和希そら、バウホール初主演で実力を強烈アピール

さかせがわ猫丸 フリーライター


拡大『ハッスル メイツ!』公演から、和希そら=安田新之助撮影

 宙組バウ・Song & Dance Entertainment『ハッスル メイツ!』が、8月2日~13日、宝塚バウホールで上演されました。主演の和希そらさんは、歌・ダンス・演技の三拍子がそろう実力派の96期生。長身が多い宙組の中で“山椒は小粒でもぴりりと辛い”を体現しています。特にダンスのキレ味は刺激的とも言えるほどで、現役生の中でも指折りの存在ではないでしょうか。

 そんな和希さんの魅力がたっぷり味わえる初のバウホール主演は、20周年を迎えた宙組の歴史を振り返りながら、和ものからソロダンスまで、さまざまなジャンルに挑むショー作品です。

 和希そらの“そら”と宙組の“そら”が融合する“ソーラーパワー”で若さを爆発させながら、その実力を強烈にアピールしました。(以下、ネタバレがあります)

和希のダンスは全身がバネ?

拡大『ハッスル メイツ!』公演から=安田新之助撮影

 和希さんのダンスは、下級生のころから注目の的でした。優雅なバレエより軽快なヒップホップの色が濃く、キレッキレという表現がまさにピッタリです。歌唱力と演技力も高く、舞台度胸も満点ですが、実力だけでなく、お客様の中に飛び込んで引きこむパワーも備えているのは、『エリザベート』新人公演のルキーニや、今年1月の『WEST SIDE STORY』のアニータなどでの評価で証明済みでしょう。

 そんな和希さんらしさを表す作品のタイトルは『ハッスル メイツ!』。なにやら昭和っぽい響きですが、フルスロットルで爆走するイメージなんだそう。バウでは珍しく、舞台の上にバンドもスタンバイし、生演奏によるショースタイルがたっぷり楽しめました。

 激しい群舞でも、ひときわ目を引く和希さんは全身がバネのよう。自身のテーマソングのような「君のSORA」もソロで披露。オープニングトークも達者で、初主演とは思えない落ち着きを見せていました。 

◆公演情報◆
バウ・Song & Dance Entertainment 『ハッスル メイツ!』
2018年8月2日(木)~ 8月13日(月) 宝塚バウホール
公式ホームページ
[スタッフ]
作・演出:石田 昌也

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筆者

さかせがわ猫丸

さかせがわ猫丸(さかせがわ・ねこまる) フリーライター

大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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