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眞子さまへの1億円より杉田水脈氏への報酬が…

「究極のイメージ産業」皇室に税金を使う重大さはわかるけど

矢部万紀子 コラムニスト

 ところで岩井氏の文章だが、「総力特集 天皇生前退位の攻防」の中の1本で、「皇太子ご夫妻への期待と不安」とタイトルがついていた。天皇陛下によるビデオメッセージで「退位」への思いが明らかになった。そのタイミングで岩井氏は、皇太子さまと雅子さまについての思いを率直に綴っていた。2004年、皇太子さまが「雅子のキャリアや人格が否定されるような動きがあった」と発言したことに触れ、こう続けた。

 「筆者は『雅子妃のために皇室があるのではない』と思い、いわば『究極のイメージ産業』とも言える皇室を台無しにしていると、何度か皇太子ご夫妻の言動に対する批判記事を署名入りで書いた」

 思えば長く、皇室をめぐる困りごとは皇太子ご一家にあった。それに対し秋篠宮家は、悠仁さまが誕生し、佳子さまが大人気になり、眞子さまが大学で出会った男子と婚約内定会見をし、つまり「優等生」だった。

 それがここへ来てのつまずき。立て直さねばと、いよいよ秋篠宮ご夫妻が動き出した。イメージ産業としては、実に妥当な判断だと思う。

 ここからは失礼を承知の上で、皇室を「イメージ産業株式会社」と置いてみる。いまどきの表現なら、最大の「ステークホルダー」は国民だ。株主であり、消費者でもある。目指すは、イメージという利益の最大化。そのような会社組織になる。

 眞子さまの結婚を、これも失礼を承知の上で ・・・ログインして読む
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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。

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