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土居裕子×熊谷真実×伊勢佳世インタビュー/下

こまつ座『マンザナ、わが町』で共演、実力派女優たちの意外な素顔

中本千晶 演劇ジャーナリスト


土居裕子×熊谷真実×伊勢佳世インタビュー/上

あれから2年、彼氏できてません(笑)

拡大左から、土居裕子、熊谷真実、伊勢佳世=冨田実布撮影

――土居さんはお稽古場ではどういう感じの方なんですか?

土居:いたって普通(笑)。

熊谷:ホワッとしてるから、裕子ちゃんがいるとホッとします。

――では伊勢さんは? お二人から見てどんな感じの方ですか?

土居:私、この間『父と暮せば』を見たのですが……あんな子です(笑)。

――美津江さんの役をされましたが、「あんな子」ですか?

土居:もう最初のシーンでお父さんを後ろから見ている姿を見ただけでブワーッと涙が……今思い出しても泣いちゃうぐらいの、あの瞳のごとくピュアな心の持ち主です。

伊勢:私、前回は皆さんと初めましてだったので稽古場でもガチガチでした。 本番に入ってやっと「普通にしゃべっていいんだ」と思えたんです。

熊谷:やだ! 稽古場の途中ぐらいからもうキャピキャピしてたじゃない(笑)。「どうやったら彼ができるか?」とか ……できた?

伊勢:できてない!!

(一同爆笑)

熊谷:もう、しまいには「(演出の)鵜山さん、素敵」とまで言い出したからね。もちろん鵜山さんもすごく素敵なんですけど(笑)。「ええ〜っ、鵜山さん? 世の中にはもっと他にも男性はいるから」という話で盛り上がって、楽しませてもらいました。

拡大土居裕子=冨田実布撮影

土居:でも、前回出ていた(笹本)玲奈ちゃんは結婚して、梨絵ちゃんも赤ちゃん産んで。すごい!

熊谷:すごいよね、この2年間の変化。

伊勢:私、何も変わらないです(笑)。変わらなきゃ!

熊谷:変わってるわよ〜! マンザナ以降の佳世ちゃんの活躍ぶりは目を見張るものがあるから、すごく嬉しい。

土居:ホントね!

伊勢:いろんな現場で取材をしていただく機会も増えました。でも、「マンザナ」での役がそれまでとあまりに違っていて皆さん衝撃を受けたみたいです。自分の中でもマンザナは転機であり、大事な作品ですから、お稽古が始まるのが楽しみでもあり緊張もしています。

◆公演情報◆
日本人海外移住150周年記念
こまつ座 第123回公演・紀伊國屋書店提携
『マンザナ、わが町』
2018年9月7日(金)~9月15日(土) 東京・紀伊國屋ホール(新宿東口)
※全国公演あり
公式ホームページ
[スタッフ]
作:井上ひさし
演出:鵜山仁
[出演]
土居裕子、熊谷真実、伊勢佳世、北川理恵、吉沢梨絵
〈土居裕子プロフィル〉
愛媛県宇和島出身。宇和島市文化大使。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。ミュージカル劇団「音楽座」の主演女優として多くの作品で活躍。退団後の主な作品はミュージカル『ショウ・ボート』『サウンド・オブ・ミュージック』、音楽劇『わが町』、こまつ座『紙屋町さくらホテル』など。『ポカホンタス』などアニメや映画の声の吹替えも多数。芸術選奨文部大臣新人賞、読売演劇大賞優秀女優賞を三度受賞。
土居裕子オフィシャルサイト
〈熊谷真実プロフィル〉
1978年、『サロメ』のオーディションに合格して芸能界入りし、同年ドラマデビュー。1979年NHK朝の連続テレビ小説『マー姉ちゃん』の主役に抜擢され、エランドール賞を受賞。『俺たちの交響楽』(1979年)でスクリーンデビュー。その後、映画、ドラマ、演劇さらにバラエティ番組などで幅広く活躍している。2016年『マンザナ、わが町』で紀伊国屋演劇賞・読売演劇賞受賞。
熊谷真実オフィシャルサイト
〈伊勢佳世プロフィル〉
大学在学中に劇団俳優座養成所に入所し、芝居の基礎を学ぶ。2008 年より前川知大主宰のイキウメに参加、『太陽』『聖地X』『散歩する侵略者』など、ほぼ全ての劇団公演に出演する・2016年同劇団を退団後は、外部公演にも多数出演。近年の主な出演舞台に『父と暮せば』『アンチゴーヌ』『CRIMES OF THE HEART-心の罪』『マリアの首』『令嬢ジュリー』『紙屋町さくらホテル』など。
伊勢佳世オフィシャルサイト

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筆者

中本千晶

中本千晶(なかもと・ちあき) 演劇ジャーナリスト

山口県出身。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルート勤務を経て独立。ミュージカル・2.5次元から古典芸能まで広く目を向け、舞台芸術の「今」をウォッチ。とくに宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。主著に『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』『タカラヅカ流世界史』『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ新書)など。早稲田大学非常勤講師、NHK文化センター講師。

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