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異例づくしのトニー賞『バンズ・ビジット』を見て

エジプト人とイスラエル人のささやかな交情を提示した今日性

小山内伸 評論家・専修大学教授(現代演劇・現代文学)

  ラストナンバー「答えて」も特異だ。端役として、公衆電話の前で日がな一日、恋人からかかってくる電話を待ち続ける電話男が登場するが、なんとこの端役が重要なラストナンバーのリードボーカルを取るのだ。これは従来のミュージカルの文法から言えばありえない。

 しかし、ここに作品の

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筆者

小山内伸

小山内伸(おさない・しん) 評論家・専修大学教授(現代演劇・現代文学)

1959年生まれ。慶応義塾大学文学部卒。ロンドン滞在を経て1989年、朝日新聞社入社。2013年に退社するまで、主に学芸部(現・文化くらし報道部)で文芸・演劇担当を務める。著書に『ミュージカル史』(中央公論新社)、『進化するミュージカル』(論創社)。日本演劇学会会員。

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