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北海道大地震、停電下で食料探しに奔走して

大型店・大スーパーは社会的責任を十分に果たしたか

杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

 停電後、地域に大きな影響力をもつ大型店は、どのように対応しただろうか。近くの大型店・大スーパーは、真っ暗な状態で万引きが起こる可能性を考慮したのか、信号がすべて消えたために従業員が通勤できなかったのか、あるいは暗い店内での人身の安全を確保できないと考えたのか、早々と「停電のため閉店」と書いた紙を張り出した。

 それにしても、食料をふくめて必要な物資(私の場合は熱源として携帯ガスコンロもほしかった)が手に入らない。だからその日の夜は、商品として売られているパック入りご飯に、水を注いで食べたが、私にかぎらず、各種の商品を必要としていた人は多かったに違いない。この大型店・大スーパーに対して ・・・ログインして読む
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筆者

杉田聡

杉田聡(すぎた・さとし) 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

1953年生まれ。帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)。著書に、『福沢諭吉と帝国主義イデオロギー』(花伝社)、『逃げられない性犯罪被害者——無謀な最高裁判決』(編著、青弓社)、『レイプの政治学——レイプ神話と「性=人格原則」』(明石書店)、『AV神話——アダルトビデオをまねてはいけない』(大月書店)、『男権主義的セクシュアリティ——ポルノ・買売春擁護論批判』(青木書店)、『天は人の下に人を造る——「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)、『カント哲学と現代——疎外・啓蒙・正義・環境・ジェンダー』(行路社)、『「3・11」後の技術と人間——技術的理性への問い』(世界思想社)、『「買い物難民」をなくせ!——消える商店街、孤立する高齢者』(中公新書ラクレ)、など。

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