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「新潮45」休刊でも止まらない保守の無能力主義

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

小川氏は妄想の世界に生きているのか

 また、小川氏は電通の社員だった高橋まつりさんの過労死事件に関しても、「私はこの事件をよくは知らない。いまも、実はあまり詳しくは知らずにこれを書いている」としながら高橋さんを非難するような文章を『月刊Hanada』2017年3月号(飛鳥新社)に投稿したことが、批判に遭っていました。

 さらに、森友・加計学園に関する朝日新聞の一連の報道について、一切の取材もないまま、根拠もなく、虚報、捏造、報道犯罪などと決めつけたとして、2017年12月に朝日新聞社から出版元の飛鳥新社とともに名誉毀損訴えられています。一度ならまだしも、何度も同じことを繰り返す現状を考慮すれば、小川氏が反知性主義だという推論は決して間違ってはいないように思います。

 にもかかわらず、ネットを検索してみると、「MOC」というWEBマガジンの動画インタビューでは、「日本人の知性について」と題して、日本人が大切にすべき知性について語っています。彼の言う知性には、「論じる対象のことを調べた上で論理展開する」ということは含まれていないのかと大変驚くばかりです。

なぜ小川氏は保守論壇で生き続けられたのか? ・・・ログインして読む
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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、男女関係論、教育論など。女性の活躍を目指す企業の経営を支援する株式会社「リプロエージェント」の代表取締役CEOも務める。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。ブログは 『勝部元気のラブフェミ論』、Twitterは @KTB_genki、Facebookは genki.katsube

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