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ハズキルーペの「バブル」CMが気になる理由

太田省一 社会学者

オンエアされている第3弾。今度は銀座にでもありそうな高級クラブの店内。そのママに扮するのが武井咲だ。当然、彼女の主演ドラマ『黒革の手帖』を意識してのものである。そこに客としてやってくる小泉孝太郎拡大オンエア中のCM。高級クラブのママに扮する武井咲(左)と小泉孝太郎=公式サイトより

表現の遊びがあったバブル期の“余裕”

 だがそれなのに気になってしまうひとつの理由は、出演者の豪華さだろう。舘ひろし、渡辺謙など大物俳優揃いなのに、拡大鏡という地味な商品の取り合わせ。設定も家の居間で新聞を読むシチュエーションとかならわかるが、なぜか高級レストランや高級クラブが舞台になっていたりする。そのギャップがまず目を引く。

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筆者

太田省一

太田省一(おおた・しょういち) 社会学者

1960年、富山県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビ、アイドル、歌謡曲、お笑いなどメディア、ポピュラー文化の諸分野をテーマにしながら、戦後日本社会とメディアの関係に新たな光を当てるべく執筆活動を行っている。著書に『紅白歌合戦と日本人』、『アイドル進化論――南沙織から初音ミク、AKB48まで』(いずれも筑摩書房)、『社会は笑う・増補版――ボケとツッコミの人間関係』、『中居正広という生き方』(いずれも青弓社)。最新刊は『SMAPと平成ニッポン――不安の時代のエンターテインメント 』(光文社新書)、『ジャニーズの正体――エンターテインメントの戦後史』(双葉社)。

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