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今のジュリーは、だから公演中止だってOKなのだ

矢部万紀子 コラムニスト

「同窓会」度の低いコンサート

2015年、東京国際フォーラムの公演で拡大2015年、東京国際フォーラムの公演で
 昨今の「ドタキャン事件」に話を戻す。コンサートが開かれなかったさいたまスーパーアリーナの映像が、翌日のワイドショーで何度も流れた。「契約上の問題が発生した為、中止する」という手書きの張り紙に加えて、「本日のセットリスト」がチラッと映った。

 「カサブランカ・ダンディ」が1曲目、少し下に「F.A.P.P」とあって、これには見覚えがあった。

 2012年リリースの「3月8日の雲」の3曲目だ。「バーイバイF.A.P.P、バーイバイ原発」。そんなサビを高い声で歌う。ジュリーに似合う、明るい歌だった。Fukushima Atomic Power Plant= F.A.P.P。ああジュリーは、そういうコンサートを続けているのだな。

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。

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