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笹本玲奈インタビュー/下

上演中のミュージカル『マリー・アントワネット』でタイトルロールを演じる

真名子陽子 ライター、エディター


笹本玲奈インタビュー/上

花總さんからたくさんのことを勝手ながら学ばせていただいた

拡大笹本玲奈=水本克美〈桑島写真スタジオ〉撮影

――ダブルキャストが花總さんということで、プレッシャーはありましたか?

笹本:そうですね、ずっと観てきた方ですので。

――宝塚時代からご覧になっていたんですか?

笹本:はい。花總さんがマリー・アントワネットを演じられているのを何度も観ています。宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』やミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』でマリー・アントワネットを演じられているのを観て思ったのは、求められるマリー・アントワネット像を作品ごとにちゃんと体現していらっしゃるんですよね。それは本当にすごいなと一ファンとして思います。

――その花總さんと一緒に稽古をされていかがでしたか?

笹本:見よう見まねから始まりました。それこそ、ドレスを着た時の所作や扇子を持ちながらのお芝居など、花總さんがこうしているからこうしようというところから始まったので、本当にたくさんのことを勝手ながら学ばせていただきました。

――何かアドバイスなどは?

笹本:ドレスの裾のさばき方など、基本的なことを教えていただきました。横張りのドレスが初めてなんです。

――全然違うものですか?

笹本:違いますね。自分の動きは小さくても、スカートはバサッと大きく動くので、遠心力で体が持っていかれてしまうんです。その時にどうやってこの勢いを止めたらいいのかなど、すごく丁寧に教えていただきました。

拡大笹本玲奈=水本克美〈桑島写真スタジオ〉撮影

――ちなみにどうやって止めるんですか?(笑)。

笹本:こうやって手でフッと止めればいいのよと、実践してくださいました。後ろを向いて階段を上る時はお客さまからは見えないから、結構しっかりと(裾を)上げちゃって大丈夫よと教えてくださったり。

――独特の所作がありますよね。

笹本:そうですね。扇子も自宅でもなるべく触るようにしていました。当時は扇子の持つ位置や方向、かざす向きによって意味があったらしいんです。今こう思っているとか、今はあなたと話したくない、今は楽しいといった扇子言葉みたいなものが、貴族の中で普通に使われていたらしいんです。そういうことも調べて、みんなで共有していました。細かいところまでは表現していませんが、自然とできるように練習しました。

――今はもう手に馴染んで?

笹本:いざ慣れてくると、扇子を持っている方が楽になってきましたね。最初の舞踏会のシーンでは、自分の手のような感覚になっています。 

◆公演情報◆
ミュージカル『マリー・アントワネット』
2018年9月14日(金)~9月30日(日) 福岡・博多座
2018年10月8日(月・祝)~11月25日(日) 東京・帝国劇場
東京公演ホームページ
2018年12月10日(月)~12月21日(金) 名古屋・御園座
名古屋公演ホームページ
2019年1月1日(火・祝)~1月15日(火) 大阪・梅田芸術劇場メインホール
大阪公演ホームページ
[スタッフ]
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出:ロバート・ヨハンソン
遠藤周作原作「王妃マリー・アントワネット」より
[出演]
花總まり/笹本玲奈(Wキャスト)、ソニン/昆夏美(Wキャスト)、田代万里生/古川雄大(Wキャスト)、吉原光夫 ほか
※田代万里生は福岡、東京のみ出演
〈笹本玲奈プロフィル〉
1998年ミュージカル『ピーターパン』で5代目ピーターパンとして舞台デビュー。その後数々のミュージカル作品に出演。アルバムもリリースしライブを行うなど、幅広く活動している。第32回菊田一夫演劇賞受賞、第15回読売演劇大賞優秀女優賞、杉村春子賞受賞。主な出演作品は、『ジキル&ハイド』『ミス・サイゴン』『マンザナ、わが町』『スクルージ』『レ・ミゼラブル』など。
笹本玲奈公式ホームページ

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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