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踏切事故を撲滅するために必要なことは何か

岸田法眼 レイルウェイ・ライター

遮断機がない第3・4種踏切の全廃を

 国土交通省によると、踏切は1960年度には全国に約7万カ所以上あり、遮断機がない第3・4種踏切が大半を占めていた。その後、1961年の踏切道改良促進法の施行により、遮断機つき踏切が徐々に増加していった。

 しかし、鉄道と道路の立体交差事業や統廃合が進められたこと、赤字などによる路線の廃止などで、踏切の数は減少している。2016年度には3万3332カ所と、1960年度から半減し、遮断機がない踏切は1割に減った。

 それでも事故は絶えない。

 2018年9月27日、JR西日本福塩線道上―万能倉間で、小学4年生の女児が自転車で横断しようとしたところ、普通電車福山発府中行きにはねられ死亡した。当該踏切では以前にも同様の事故が発生しており、JR西日本はなんの対策も講じていなかったほか、広島県警交通企画課、地元住民も意見や要望をまったく出していなかったのだ。

 毎日新聞によると、JR西日本は2019年度、第1種踏切に変更する方針だという。当該踏切だけではなく、ほかの第3・4種踏切も第1種踏切に変更するか、踏切自体を廃止するなど、見直し、安全対策の強化を図るべきではないのか。これは、ほかの鉄道事業者にもいえる。

 また、自費で設置、維持管理が難しいのならば、国土交通省、自治体の補助を相談するなど、やるだけのことはやってほしい。

セダン1台分程度の幅員は、自動車の通行を禁止すべき

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筆者

岸田法眼

岸田法眼(きしだ・ほうがん) レイルウェイ・ライター

『Yahoo!セカンドライフ』(ヤフー)の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)、『鉄道ファン』(交友社)、Webマガジン『@DIME』(小学館)などに執筆。また、好角家の側面を持つ。著書に『波瀾万丈の車両――様々な運命をたどった鉄道車両列伝』(アルファベータブックス)がある。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです