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【ヅカナビ】『Delight Holiday』

「夢の国」を花組トップスター明日海りおがジャックした!

中本千晶 演劇ジャーナリスト

 東京ディズニーリゾート内にある「舞浜アンフィシアター」で、タカラヅカが初めてコンサートを行った。明日海りお率いる花組メンバーによるスペシャルステージ『Delight Holiday』だ。こうしたコンサートは主演者の個性が色濃くにじみ出るものだが、今回もまた然り。まさに明日海ならではのほのぼのと温かい雰囲気に満ち溢れ、幸せいっぱいのコンサートだった。

 元来ストーリーのないショー形式の舞台は公演評が書きづらく、なかなか題材として取り上げにくいのだが、今回はどうしても書きたくなってしまった。この幸せ感を記憶だけではなく記録に留めておきたい!とういわけで、今回は若干浮かれた文面からもコンサートの空気を感じとっていただけると幸いだ。

「明日海りお×舞浜」驚くばかりの親和性

 会場となった「舞浜アンフィシアター」はJR舞浜駅からは徒歩で10分ほどのところにある。ショッピングモール「イクスピアリ」内を通過しながら劇場に向かう過程は、ソリオを通過しながら宝塚大劇場に向かうのと少し似ている気がする。

 道すがら次々と出会うのが、明日海りおの巨大顔写真が配されたポスターだ。ここにも、あっ!ここにも!! 出会うたびにスマホで写真を撮らずにはいられない。「明日海りお×舞浜」の親和性には驚くばかりである。出かける前は駅から10分はちょっと遠いなあと思っていたのだが、歩いてみれば徐々にテンションを上げていくのにぴったりの10分間である。

 ロビーには出演者全員の等身大パネルや、明日海りお、仙名彩世のパネルと一緒に撮影ができるスポットも準備されていた。私が行ったときはすでに撮影スポットは長蛇の列だったので断念。この手のコンサートは開演前からお楽しみは始まっている、したがって会場には早く到着すべしと学んだのだった。

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筆者

中本千晶

中本千晶(なかもと・ちあき) 演劇ジャーナリスト

山口県出身。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルート勤務を経て独立。ミュージカル・2.5次元から古典芸能まで広く目を向け、舞台芸術の「今」をウォッチ。とくに宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。主著に『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』『タカラヅカ流世界史』『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ新書)など。早稲田大学非常勤講師、NHK文化センター講師。

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