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三浦涼介×廣瀬友祐インタビュー/下

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』出演

真名子陽子 ライター、エディター


三浦涼介×廣瀬友祐インタビュー/上

僕の知らない廣瀬友祐がそこにいた

拡大三浦涼介(右)と廣瀬友祐=宮川舞子撮影

――三浦さんが観たティボルト役はどなただったんですか?

三浦:ヒロです! ちょっと衝撃的でした。

――どういうところが?

三浦:僕もそうなんですけど、こうやって表に出るときはONのボタンを押して、必死の覚悟で出てきてるんです。二人とも楽屋に入ったらこんな感じなんですよ(無表情で一点を見つめる…)。今回のロミジュリで3回目の共演なんですが、1回目(『1789-バスティーユの恋人たち-』)も2回目(『るろうに剣心』)もすごく男前でカッコ良い迫力のある役だったのに、それとはまったく違う、僕の知らない廣瀬友祐がそこにいたんです。

――それは、どんな部分ですか?

三浦:シャウトがかかって、噛み付くような、引っ掻くような怒り方をヒロがしていて、すごくスタイリッシュでかっこいいなと思ったんです。役者さんて凄いなって純粋に思いましたし、ヒロのティボルトがすごく印象に残りました。

――という感想ですが、廣瀬さんいかがでしょう?(笑)

廣瀬:後で、裏で本心を聞きます。

三浦:あはははは!(笑) いやいや、本心だよ!

(一同笑)

りょんは役作りに無駄がない

拡大三浦涼介(右)と廣瀬友祐=宮川舞子撮影

廣瀬:いや、うれしいですよ。りょん(三浦)に言われるとうれしいです。

三浦:本当? 良かった(笑)。

廣瀬:本当にうれしいです。役を演じる時に少なからずうまくやろうという思いを持ってしまうんですけど、ロミジュリに関してはそういうことではないんです。小池先生が創る『ロミオ&ジュリエット』の世界観、窮屈な世界で必死に生きている若者たちそれぞれが、正解か不正解かわからない道筋を必死に選択しながら生きて、苦しんで、身を削っている。傍から見たら可哀想と思うシーンも、本人たちはただ瞬間を一生懸命に生きていただけなんだろうと思うんです。それが間違っていたとかではなくて。だから今回も、とにかく一生懸命に、役に慣れることなく、最後まであがき続けたいなと思います。

――小池先生から言われたことで印象に残ったことは?

廣瀬:稽古中に言ってたのですが、チープな例えかもしれないけれど、結局、悪から守れるものは愛しかないと。本当にその言葉に尽きると思います。愛は永遠のテーマだし、今もこの先もずっと一生のテーマだと思うんです。それをこの『ロミオ&ジュリエット』というミュージカルの中で、愛を求めてもがき苦しんでいる様を見せられたらなと思います。りょんが演じるベンヴォーリオは、一番難しい役と言われてるんですよ。

――その三浦さんに期待することは?

廣瀬:期待しかないですよ!

三浦:うそ、ほんとに!?

廣瀬:りょんは役作りに無駄がないというか、これだけがんばってます、これだけ創ってます、というのを周りには言わず、常に秘密兵器のように秘めているんです。それをステージ上だけで見せるんです。ベンヴォーリオはとても難しい役所だと思うんですけど……本当にりょんは優しいんですよ。それこそ、愛の人間なんです。「どうやって伝えよう」を歌えるのか、泣き崩れちゃうんじゃないかと……。

(一同笑)

廣瀬:もう、歌う前に泣くんじゃないかと(笑)。

三浦:曲が終わっちゃうんじゃない?(笑)。歌えなかったです、今日も……って(笑)。

廣瀬:まあ、そんなことを思ったりするんですけど、それを遥かに超えてくる表現を、りょんはバシっと決めてくれると思うので楽しみです。それに二人の役は敵同士なので、モンタギュー側(ベンヴォーリオ)の敵として相応しいキャピュレット側(ティボルト)の色を出せるようにがんばらないといけないと思います。楽しみですね、りょんのベンヴォーリオ。 

◆公演情報◆
2019年2月23日(土)~3月10日(日) 東京・東京国際フォーラム ホールC
2019年3月22日(金)~3月24日(日) 愛知・刈谷市総合文化センター
2019年3月30日(土)~4月14日(日) 大阪・梅田芸術劇場メインホール
公式ホームページ
[スタッフ]
原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎
[出演]古川雄大 大野拓朗(ダブルキャスト)、葵 わかな 木下晴香 生田絵梨花(トリプルキャスト)、
三浦涼介 木村達成(ダブルキャスト)、平間壮一 黒羽麻璃央(ダブルキャスト)、渡辺大輔 廣瀬友祐(ダブルキャスト)
春野寿美礼、シルビア・グラブ、岸 祐二、宮川 浩、秋園美緒、姜 暢雄、石井一孝、岡 幸二郎
大貫勇輔 宮尾俊太郎[Kバレエ カンパニー](ダブルキャスト) ほか
〈三浦涼介プロフィル〉
東京都出身。2002年、映画「おぎゃあ。」で俳優デビュー。2010年に「仮面ライダーオーズ/OOO」のアンク/泉信吾役で人気を博す。近年の主な出演作に『ヴェローナの二紳士』(演出:蜷川幸雄)、『ショーシャンクの空に』(演出:白井 晃)、『手紙』(演出:藤田俊太郎)、『グランギニョル』(演出:末満健一)、『1789-バスティーユの恋人たち-』『るろうに剣心』(演出:小池修一郎)などがある。
三浦涼介オフィシャルサイト
〈廣瀬友祐プロフィル〉
東京都出身。舞台、映画、TV等で活躍。主な出演作に『メリリー・ウィ・ロール・アロング~それでも僕らは前に進む~』(演出:宮本亜門)、『パジャマゲーム』(演出:トム・サザーランド)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(演出:寺崎秀臣)、『エリザベート』『グレート・ギャツビー』『1789-バスティーユの恋人たち-』『るろうに剣心』(演出:小池修一郎)などがある。
廣瀬友祐オフィシャルサイト

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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