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客前で大声で長々と叱らないで。外国の従業員を

日本のお店で何回も見た悲しい光景。あれは教育じゃない。怒りです

ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家

拡大国立国楽高等学校の定期演奏会(筆者提供)

世界各地を飛び回るのは楽しいけれど…

 随分、久しぶりになります。

 こういった時は、だいたい本業の音楽が忙しかったということで、大目に見て頂きたい。各地に行って、公演してきました。

 ソウル、プサン、ジョンジュ、ポリョン、大阪、京都、東京、他いろいろ、車に乗ったり、飛行機に乗ったり、新幹線に乗ったり、KTXに乗ったり、公演ホールに行ったり、ホテルチェックインしたり、チェックアウトしたり……。毎日毎日、かばんパンパン かばんパンパン……。

 こんな活動、生活を20代の時から続けている。みんなに言われる。「いいなあ、好きな仕事で来て、好きなところに行けて」

 はい、そうです。ありがとう! 楽しいですよ。ホンマに。

 けど、やれるなら、やってみて。好きなことをするまでが、大変だったんだから。

 きびし~い高校に通ったのです。

 韓国国立国楽高等学校。

 日本のマスコミで、よく厳しい学校を卒業した方たちが集まって、厳しかった自慢を語り合ったりしていますが、んっ!??

 私からすると、何が? それの? 何が?

 楽しそう! 全然、厳しく聞こえません。

 なので、少しお話しますね。


筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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