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柚希礼音インタビュー/上

アングラ演劇に初めて挑む。『唐版 風の又三郎』で窪田正孝とダブル主演

真名子陽子 ライター、エディター


拡大柚希礼音=伊藤華織撮影

 『唐版 風の又三郎』(作・唐十郎/演出・金守珍)が2月~3月にかけて東京と大阪で上演される。窪田正孝とのダブル主演で、アングラ演劇に初めて挑戦する柚希礼音に話を聞いた。

 1974年に状況劇場公演として上演され、当日券を求めて5時間並ぶことも厭わない観客の熱狂ぶりが話題となった。宮沢賢治の『風の又三郎』、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』、初演の前年に起こった自衛隊員による隊機乗り逃げ事件をつきまぜながら誕生した、民衆の「神話」とも言われている作品。

 芸歴20周年を迎える柚希に、台本を読んでの感想や初めてアングラ演劇に挑戦する思い、そして役への取り組み方、また『REON JACK 3』を終えての感想や今後の主演作品について語ってもらった。

自分自身が1歩前へ進めるような気がしている

――台本を読ませていただいたのですが、とてもとても難解でした。

柚希:そうですよね。私も難しいです。

――台本を読んだときの感想は?

柚希:正直、本当にわからなかったのですが、演出の金さんとお話をさせていただいた時に、読んだだけではみんなわからないんだよ、とおっしゃって、私だけがわからないんじゃないんだとちょっと安心したんです。

――私もそれを聞いて安心しました(笑)。

柚希:お稽古で動きとともに台詞がどんどんフィットしていくときの感動がすごいんですって。ひとつずつ謎が説かれていって、ああこういうことだったんだとわかっていくらしんです。それでもわからないことはたくさんあるらしいんですけど。

――お稽古が楽しみですね。

柚希:そうですね。何かがお客さまに届くから、初演ではたくさんの方が見に来られた作品だったんだろうなと思います。今のこのわからないという感覚は初めてなので、この作品に足を一歩踏み入れることは、とても緊張感があり身の引き締まる思いです。でも、この作品をやることで、自分自身が1歩前へ進めるような気がしていますので、思いっきり体当たりで勉強してみたいと思っています

――挑戦ですか?

柚希:もう、大挑戦です!

◆公演情報◆
Bunkamura30周年記念
シアターコクーン・オンレパートリー2019
『唐版 風の又三郎』
2019年2月8日(金)~3月3日(日)  東京・Bunkamuraシアターコクーン
2019年3月8日(金)~3月13日(水) 大阪・森ノ宮ピロティホール
公式ホームページ
[スタッフ]
作:唐 十郎
演出:金 守珍
[出演]
窪田正孝 柚希礼音
北村有起哉 丸山智己 江口のりこ
大鶴美仁音 えびねひさよ 広島 光 申 大樹 林 勇輔 染野弘考 小林由尚 加藤亮介 三浦伸子 渡会久美子 傳田圭菜 佐藤 梟 日和佐美香 清水美帆子 本山由乃 寺田結美
石井愃一 山崎銀之丞 金 守珍 六平直政 風間杜夫
〈柚希礼音プロフィル〉
1999年、宝塚歌劇団に入団。2009年星組トップスターに就任。主な主演舞台に、『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『眠らない男・ナポレオンー愛と栄光の涯にー』など。2015年に退団して以降も舞台を中心に活躍。主な出演作品は、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15 『ZEROTOPIA』『マタ・ハリ』『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』『お気に召すまま』など。5月~7月にREON YUZUKI one-man show Musical「LEMONADE」、9月~10月にA New Musical「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」への出演が決まっている。
柚希礼音オフィシャルinstagram
柚希礼音オフィシャルHP

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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