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駅のエスカレーター歩行を防止するには?

岸田法眼 レイルウェイ・ライター

駅のエスカレーターを歩行してみると

左側はエスカレーター、動く歩道とも立ち止まった場合です。右側は両方とも歩いた場合です。拡大永田町駅は、エスカレーターでも動く歩道でも立ち止まった場合と、どちらでも歩行した場合

 私は上記を実証する意味で、表の4駅を対象に、改札からホームまでの所要時間を計測した。やはり、いずれもエスカレーター歩行のほうが約30秒~2分早く、ホーム到着後、ほどなく列車に乗れば、目的地までの所要時間も大幅に短縮できる。

 ちなみに、東京急行電鉄渋谷駅は、エスカレーターの下りよりも上りの所要時間が短い。これは、高速エスカレーターが設置されているからだ。エスカレーターの入口には「高速」と表示されている。私の推測だが、東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始に伴い、東横線渋谷発着の列車はホームが地上から地下に移ったため、他線の乗り換え時間を増大させないように配慮したのだろう。

 東京メトロ国会議事堂前駅も下りより上りが早く、高速エスカレーターを導入したのかと思い、同社に確認をとったら、「導入していない」という。気のせいか、私の歩く速度は上りのほうが速かったようだ。

 また、東京メトロ永田町駅平河町方面改札から南北線ホームまでは、エスカレーターと動く歩道を経由する。今回は、動く歩道でもエスカレーターと同じ「歩行」と「立ち止まり」の両方を計測した。

 動く歩道は立ち止まった場合、1分37秒かかるのに対し、歩行は26秒(参考までに隣の歩道を歩くと34秒)。また、「エスカレーターは立ち止まり、動く歩道は歩行」とした場合、合計の所要時間は約1分短縮される。

 なお、東京の地下鉄でもっとも深い都営大江戸線六本木駅の1番線ホーム1・2号車のりばから六本木交差点・六本木ヒルズの改札までは、エスカレーターを歩くと2分もかからない。

エスカレーターの問題点

 実際、東京のエスカレーターを歩いてみると、スイスイ移動できる半面

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筆者

岸田法眼

岸田法眼(きしだ・ほうがん) レイルウェイ・ライター

『Yahoo!セカンドライフ』(ヤフー)の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)、『鉄道ファン』(交友社)、Webマガジン『@DIME』(小学館)などに執筆。また、好角家の側面を持つ。著書に『波瀾万丈の車両――様々な運命をたどった鉄道車両列伝』(アルファベータブックス)がある。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです