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神田沙也加インタビュー(上)

ミュージカル『キューティ・ブロンド』いよいよ再演!

真名子陽子 ライター、エディター


拡大神田沙也加=岸隆子撮影

 ミュージカル『キューティ・ブロンド』の再演がまもなく開幕する(3月末まで全国ツアーあり)。2017年の初演に続いて主人公エル役を演じる神田沙也加に話を聞いた。

 2001年に公開された映画『Legally Blone』(邦題『キューティ・ブロンド』2002年公開)を原作としたミュージカルで、2007年にブロードウェイで上演され、その後オーストラリアや韓国など世界で上演された人気作。日本でも初演の大千秋楽に今回の再演が発表されるなど、人気を博した。

 恋もオシャレも勉強もすべてに全力投球し、ポジティブに偏見や困難を吹き飛ばしていく主人公エルの姿が神田にはまり、本作初演にて第43回菊田一夫演劇賞を受賞。初演時の思いや作品、エル役について、そして『マイ・フェア・レディ』のことなどをたっぷりと語ってくれた。

みんなと別れるのがただただ寂しくて悲しかった

――まずは初演時のことから聞かせてください。公演を終えられた時、どんなことを感じられましたか?

 カンパニーのみんながものすごく仲が良かったんです。今まで経験した中で1番と言ってもいいくらい。稽古期間中はほとんど毎晩全員で食事へ行ってましたから、とにかくみんなと別れるのがただただ寂しくて悲しかったんです。部活をした経験がなかったので、大人になって絆を深めることやチームワークというものを、人生の中で経験できたことがすごくうれしかったです。

――全員、仲が良いというのが素敵ですね。

 ホントに! このカンパニーはいつも修学旅行みたいな感じでした(笑)。年齢や経歴もバラバラな方たちが集まって、みんな負けず劣らずキャラクターが濃くて、そして、みんなを知れば知るほど次の舞台に活かせるという、良いスパイラルがお稽古の時から出来上がっていたと思います。

拡大神田沙也加=岸隆子撮影

――そのカンパニーの中で神田さん自身が気にかけられたことはありましたか?

 初演時の取材などで主演について聞かれることが多かったのですが、いろんな主演のあり方があると思うんです。私は器用ではないけれど、とにかく人見知りしないところが唯一活かせるところだと思っていましたので、みんなに声をかけて話すようにしていました。お稽古の初日からエンジン全開でいきましたので、結果、自分自身も楽になったんです。

――ご自身からコミュニケーションをとられるんですね。

 まったく人見知りをしないんですよね。一人っ子で常に周りに大人の方がいましたし、いろんな方の意見を聞くことがすごく好きでした。でも、社交的とは少し違うんです。人見知りをしないだけで、パーティーなどに積極的に行くということではないですし、打ち上げを盛大にしようと率先するタイプでもないんです(笑)。単純に人のことを知りたいんですよね。

――そういう思いがエル役に反映されたのかもしれないですね。

 そうだったらうれしいです!

◆公演情報◆
ミュージカル『キューティ・ブロンド』
2019年2月11日(月・祝)~2月28日(木) 東京・シアタークリエ
2019年3月3日(日) 山形・やまぎんホール
2019年3月6日(水) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート
2019年3月9日(土)~3月10日(日) 愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
2019年3月14日(木)~3月18日(月) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2019年3月20日(水)~3月21日(木・祝) 広島・はつかいち文化ホールさくらぴあ 大ホール
2019年3月23日(土)~3月24日(日) 福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2019年3月27日(水)~3月28日(木) 長野・ホクト文化ホール中ホール
2019年3月31日(日) 富山・オーバードホール
公式ホームページ
[スタッフ]
音楽・詞:ローレンス・オキーフ&ネル・ベンジャミン
脚本:ヘザー・ハック
翻訳・訳詞・演出:上田一豪
[出演]
神田沙也加、平方元基、植原卓也、樹里咲穂、新田恵海、木村花代、長谷川初範 ほか
〈神田沙也加プロフィル〉
2003年「Into the Woods」で舞台初出演後、舞台を中心に女優としてのキャリアを積む。主な出演作品に、『マイ・フェア・レディ』『1789-バスティーユの恋人たち-』『屋根の上のヴァイオリン弾き』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』など。第43回菊田一夫演劇賞受賞。
声優としては、ディズニー映画「アナと雪の女王」で日本語吹替版アナ役を担当し、第9回声優アワード主演女優賞を受賞。
神田沙也加オフィシャルサイト

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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