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嵐は記者の自慢ゴコロを巧みに突くクレバーな集団

青木るえか エッセイスト

大阪・ミナミの道頓堀に掲げられている二宮和也さんが写った広告。ファンだという女性が写真を撮って橋を渡っていった=2019年1月27日、大阪市中央区拡大大阪・道頓堀に掲げられている嵐の二宮和也さんが写った広告。撮影する女性ファンの姿も

「嵐はイイ人たち」という話ばかり

 それにしても、ほんとに嵐はイイ人たちらしい。『とくダネ!』見てたら、小倉智昭は嵐の面々とカラオケに行って、ふつうスターってカラオケで自分の歌は歌わないもんなのに彼らは自分らの曲を歌って踊る、ってスタジオが湧いていた。いい話らしい。

 他にも、ワイドショーでは彼らがいかにイイ人で親切でスターぶらないかって話が溢れた。休止発表の会見は終始立ったままでやったとか。小雨の中で会見があった時、会見終わった瞬間に、小雨の中に置かれた記者たちのICレコーダーを心配して拾ってくれたとか、まるで裸足の子供たちが遊ぶ地面のガラスの破片を拾ったペスタロッチ(「近代教育の父」みたいな偉人)のような美談だ。コンサートが終わって、関係者が先に客席を出る時に、その行列に向かってステージ上から挨拶してくれたとかいって感激しているのを見ると、芸能記者はちょろいねえと思うばかりである。

 でも、そんなことすらやらない、頭の高い芸能人が多くていろいろ辛酸をなめてるのかと思うと、嵐の好感度がアップするのもわかる気はする。ただ、私が ・・・ログインして読む
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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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