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月イチ八百回 独演会を続行中の真打ち春雨や雷蔵

トーキョー落語かいわい【1】一度も休まずこの夏400回に。 達成時は101歳!

鶴田智 朝日新聞記者

なぜ、800回?

 ところで、なぜ800という数字を選んだのか? ずっと疑問に思っていた筆者は、その疑問を雷蔵にぶつけてみました。

 「途中でやめても、うそ八百で逃げられるでしょ?」

 は、そうですか。まいりました。

 「いや、千一夜でもいいんだけど、そこまで生きられるか、と。八百夜なら、もしかしたら生きられるかも」

 101歳で800回、どうでしょうか?

 「その年まで現役続けられたら幸せ。高座が務まる体だったらね」

 その時、筆者の方がよぼよぼになっていないでしょうか。雷蔵の円熟の至芸を見届けるために、身体を鍛えることにいたしましょう。(敬称略)

          ◇

 日本人から余裕が失われているように見えます。ささいなことで、カリカリ、イライラ。「人生100年」ともいわれる時代、くたびれてしまいませんか。それより笑ってみませんか。眉間のしわを伸ばし、口角を上げると、気持ちが楽になるだけではなく、生きるためのいい知恵が浮かぶ気がします。そんなわけで、古来から日本人の笑いの泉であった落語について、随時、書いていこうと思います。どうぞ、よろしくお願いします。

 2月の八百夜は13日(水)、3月は7日(木)。いずれも午後6時45分開演。会場は、東京都中央区日本橋本町3の1の6、お江戸日本橋亭。当日2千円、予約1500円。雷蔵のブログ(https://ameblo.jp/raizou800ya/)にも日程が出ています。問い合わせは雷蔵オフィス(048-737-6045)。

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筆者

鶴田智

鶴田智(つるた・さとし) 朝日新聞記者

1984年朝日新聞社入社。地域面編集センター次長、CSR推進部企画委員、「声」欄デスクを務め、現在、校閲センター記者。古典芸能にひかれ、歌舞伎は毎月観劇、落語は面白そうだと思えばできるだけ見に行く。

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