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ノーベル平和賞にトランプを推薦した安倍氏の茶番

首相自身が南北会談実現を主導すべきだ

杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

ナディア・ムラドさん(左)とデニ・ムクウェゲさん拡大2018年のノーベル平和賞を受賞したイラクの人権活動家ナディア・ムラドさん(左)とコンゴの産婦人科医デニ・ムクウェゲさん。戦時性暴力に対する活動が評価された

安倍首相の政治家力の低さ

 安倍首相がトランプ氏を候補にと推薦した最大の理由は、氏が北朝鮮との対話に乗り出して、そのミサイル発射を止めることに寄与しつつある点のようである(朝日新聞2月17日付)。

 だが、日本政府のトップが、つまり常に日韓関係における「未来志向」の重要性を語り、実際日韓関係改善に向けた最高の外交的責任を有する者が、自らはそれに資する政策はろくに行わず、それどころかますます日韓関係に悪影響をおよぼすような態度を堅持しつつある――つまり安倍首相・日本政府は韓国に対する「過去の清算」の必要を頭から無視している――姿勢は、根本的に間違っている。 ・・・ログインして読む
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筆者

杉田聡

杉田聡(すぎた・さとし) 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

1953年生まれ。帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)。著書に、『福沢諭吉と帝国主義イデオロギー』(花伝社)、『逃げられない性犯罪被害者——無謀な最高裁判決』(編著、青弓社)、『レイプの政治学——レイプ神話と「性=人格原則」』(明石書店)、『AV神話——アダルトビデオをまねてはいけない』(大月書店)、『男権主義的セクシュアリティ——ポルノ・買売春擁護論批判』(青木書店)、『天は人の下に人を造る——「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)、『カント哲学と現代——疎外・啓蒙・正義・環境・ジェンダー』(行路社)、『「3・11」後の技術と人間——技術的理性への問い』(世界思想社)、『「買い物難民」をなくせ!——消える商店街、孤立する高齢者』(中公新書ラクレ)、など。

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