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築地市場の「のれん」を発展させる「解放区」

永尾俊彦 ルポライター

ガードマンの妨害をはねのけて築地市場内(右側)に入ろうとする熊本一規さんと気遣う村木智義さん(マイクを持った人)/2018年10月18日拡大ガードマンの妨害をはねのけて築地市場内(右側)に入ろうとする熊本一規さんと気遣う村木智義さん(マイクを持った人)=2018年10月18日、撮影・筆者

「壁を乗り越えました!」

 10月18日、都は正門前に高さ2メートルほどのバリケードを設置して封鎖、入場を阻んだ。

 だが、仲卸の村木智義さん、杉原稔さんら築地市場営業権組合の組合員と熊本さんは、500メートルほど西側に回り、同市場を貫通する予定の環状2号線の工事現場のフェンスの間に設けられた階段から市場内に入ろうとした。

 その際、ガードマンが階段の上に立ち、先頭の村木さんや熊本さんの侵入を身体で妨害した。ガードマンを押しのけ、村木さんと熊本さんは場内に入った。「お買い物ツアー」の客約100人も続いた。

 だが、入場してからも都の職員やガードマン数十人が両手を広げて「壁」を作り、通行を妨害する。

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筆者

永尾俊彦

永尾俊彦(ながお・としひこ) ルポライター

1957年、東京都生まれ。毎日新聞記者を経てルポライター。1997年の諫早湾の閉め切りから諫早湾干拓事業を継続的に取材。主な著書に『ルポ 諫早の叫び――よみがえれ干潟ともやいの心』(岩波書店)、『ルポ どうなる? どうする? 築地市場――みんなの市場をつくる』(岩波ブックレット)、『国家と石綿――ルポ・アスベスト被害者「息ほしき人々」の闘い』(現代書館)など。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです