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「正義」の日本、「強者」の韓国

日本で25年、韓国で24年暮らした私。日本人と韓国人の違いについて書かねば!

ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家

「正義と悪」「弱者と強者」は根本的に違う

拡大Chintung Lee/shutterstock.com
 話は戻って、 韓国の強者と弱者というのは、権力者とそうでない人、金持ちと平民という関係性ですね。

 社会自体がこんな概念で成り立っていて、潜在的にも納得し、そしてそのような雰囲気に諦めているようにも感じる。

 なんで、ヒーロー物とか見てなかったの?

 と言われれば、日本のアニメが禁止されていた時期などもあったりで、簡単には見られなかったみたいだ。

 だから、高校生の時に、銀河鉄道999って最後どうなったの?って、よく聞かれた。

 韓国では銀河鉄道999を放送時、日本文化禁止が流行って、途中で放送を中断したらしい。

 またまた話がズレたので、また戻って、韓国は弱者と強者。

 映画もドラマも弁護士モノや、刑事もの、裁判物が多いかな。この国の状況を、知っていたら相当面白い内容。

 実際の大きな事件をモチーフにした脚本が多く、何か月前に観た、국가부도의 날(国家倒産の日)というIMFにお世話になるまでのストーリーの映画、それそれは大変面白かった。

 日本もこんなんたくさん作ったらいいのに……。

 この、日本の正義と悪。韓国の弱者と強者。

 この両者の関係は、似ているが、根本的に違う。

 この社会構造や、認識がお互いの身に、心に沁みついているものだから、両国間での話し合いで、うまくいかない場合が多いんじゃないかなあ。

 だから、通訳も難しい。

 だいたい、大事な現場の通訳って本当に難しいんです。全く同じに翻訳できる言葉なんてそんなに多くなく、漢字語も両国で意味が違ったりするし、ニュアンスが全然違うものを、訳して伝えなくてはいけないのですから、本当に大変で大切です。

 私でもたまにテレビなんかで通訳の声が聞こえたら、間違ってるなあ、って思ったりするのが多々あります。

 1回私に通訳任してみ! 両国のその現場を明るくして、そして平和的会談にしてあげるから!

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

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