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松下優也&平間壮一インタビュー(下)

『黒白珠』、会話を聞き逃さずに観て欲しい

真名子陽子 ライター、エディター


松下優也&平間壮一インタビュー(上)

すごくリアルな兄弟が描かれている

拡大松下優也(右)と平間壮一=岩田えり撮影

――そしてお二人は双子の役です。

松下:双子って何を言ったら嫌がるとか全部わかっていると思うんです。だから一番居づらくて、決して居心地の良い相手ではないと思うんですよね、お互いに。勇と光もある程度大人になっていますし、仲が悪いわけでもないんです……そう、仲が悪かったらわかりやすく良いんだけど、仲が悪いわけでもない。

平間:すごくリアルな兄弟が描かれているんです。

松下:家族や親戚にこう思われたいと思いながら会話しないじゃないですか。いちいち目も合わさないし、会話するときなんてすごくフラットだと思うんです。僕は兄弟がいないけれど、この居心地の悪い感じはすごくわかるんですよね。

平間:血がつながっているからこそ、この近さでは一緒にいれない。切っても切れないものがあるんだけど、この二人はわかっていない。あまり近くに寄れない雰囲気があって、すぐに喧嘩したがるんだけど、周りからは仲良く見えている。嫌いじゃないけど言わなくていいことを言ったりするんです。だからと言って嫉妬しているわけじゃないしね。

松下:全くしてないよね。

――意外に勇の方が繊細で周りが見えているのかもしれないですね。

松下:そう、周りは見えているんです。でもバカだと思われているし、実際バカだと思うんですよ、表面的な部分では。そういう人が実際に近くにいるんですけど、本当にバカだなと思うんだけど、話したときに「へえ、そんなことに気づいてるんや」って思うことがあるんです。意外と人のことを見ているんだなと。勇ってそう人間じゃないかと思って、その友達を思い出して役作りのヒントにしています。勇はちょっと天然ぽい要素があると思うんですよね、周りから見てると何こいつって思わせるような……僕の周りの友だちはこの話だけで誰のことを言ってるかわかると思います(笑)。

◆公演詳細◆
舞台『黒白珠』
東京:2019年6月7日(金)~6月23日(日) Bunkamura シアターコクーン
兵庫:2019年6月28日(金)~6月30日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
愛知:2019年7月6日(土)~7月7日(日) 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
長崎:2019年7月10日(水) 長崎ブリックホール 大ホール
久留米:2019年7月13日(土)~7月14日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
公式ホームページ
[スタッフ]
脚本:青木豪
演出:河原雅彦
出演:松下優也 平間壮一 清水くるみ 平田敦子 植本純米 青谷優衣 村井國夫 高橋惠子 風間杜夫
〈松下優也プロフィル〉
2008年にシングル「foolish foolish」でデビュー。2015年にX4結成。音楽活動のほか俳優としてもドラマ・映画・舞台と多方面で活躍中。最近の主な舞台出演は、新感線☆RS『メタルマクベス』disc1、『Romale』、『暁のヨナ』『花より男子』『黒執事』シリーズなど。3月27日アルバム『BLACK NEVERLAND』をリリース。2020年3月にミュージカル『サンセット大通り』への出演が決まっている。
松下優也オフィシャルサイト
〈平間壮一プロフィル〉
2007年に『FROGS』で初舞台を踏み、以降多くの舞台で活躍。主な舞台出演作に、『ロミオ&ジュリエット』、『ゴースト』『Indigo Tomato』劇団☆新感線『髑髏城の七人~season月~』地球ゴージャスプロデュース公演『The Love Bugs』『RENT』など。11月に舞台「Coloring Musical『Indigo Tomato』」再演、2020年6月にミュージカル『ヘアスプレー』への出演が決まっている。
平間壮一オフィシャルサイト

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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