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風景写真家はこうしてユーチューバーになった

「一枚の写真」では感動が伝わらない。「一枚の写真」に至る物語が必要だ!

fotoshin 風景写真家、ユーチューバー

一枚の写真が誕生する物語

 風景写真にのめり込むにつれ、私はYoutubeで海外の写真家の動画を見る機会が増えていた。撮影技術や構図の捉え方を学んだり、日本には無い視点や景色を純粋に楽しんだりするためだ。

 海外のある写真家の動画を見始めてまもなく、気がついたことがある。30分の動画の中でその写真家が公開した写真はたった二枚しかなかったのだ。

 残りは彼が山を登るシーンや自然に感動するシーンが続き、そして、彼がどうしてその被写体を選び、その構図に決めたのかを自分自身で語っていた。

 30分動画に登場する写真は二枚だけ。でも、最後の最後に1枚の写真が登場した時、それまでの冒険やプロセスがどっと押し寄せ、大きな感動がこみ上げてきた。

 それは一枚の写真が生まれるまでの物語であった。

 SNSで短時間に大量の写真に目をやる感覚に慣れていた自分の体のチャンネルが一気に切り替わった。

 私は確かに「一枚の写真」に感動していた。しかし最後の最後に映し出されたその「一枚の写真」をSNSで見るだけでは生じなかった感動であろう。私は「一枚の写真」というよりも、「一枚の写真が誕生する物語」に感動したのだ。

 これは間違いなくこれまでにない風景写真の伝え方であると、その時、確信した。

拡大皆が眠る故郷の山、深夜の登頂で「二人」の木々が語り合っていた

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筆者

fotoshin

fotoshin(フォトシン) 風景写真家、ユーチューバー

長野県出身の風景写真家。カナダの風景写真家の一枚の写真に魅了されカナダ、バンフ国立公園で滞在。広大な山岳地帯の絶景に心を打たれ、自然との関わりの重要性を知る。帰国後自然の芸術を捉えようと風景写真を始め地元長野を中心に撮影を取り組む。現在は風景写真の背景を伝えるべくYoutubeにてfotoshin channelを運営。風景写真の次世代の楽しみ方を発信している。

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