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芸能人と安倍首相の仲良し演出会食は何が問題か

蜜月を演じたほうがおトクな時代になった

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

参院選に立候補を表明する市井紗耶香氏拡大参院選で立憲民主党から立候補する元アイドルの市井紗耶香氏

「芸能人の政治化」ではなく「政治家の芸能化」

 ですが、立憲民主党の著名人候補や著名人を応援に招いたヒラリー・クリントンと、安倍首相との会食のケースでは、同じ著名人活用でも大きな違いがあります。それは、芸能人が、日常発言している自身の政治的信念と一致した行動か否かという点です。

 2017年12月に松本人志氏が番組共演者と一緒に安倍首相と会食をしたことが発覚し、批判を浴びました。ですが、松本氏は安倍首相の政策に賛同する発言も多く、政治的信念が近いと考えられるため、会食したのは自然なことのように感じました。

 一方、今回会食をした彼らがどのような政治的信念を持っているかは分かりませんが、少なくとも松本氏とは異なり、普段から自民党や安倍政権の政策に対する共感を公の場で繰り返し示しているわけではありません。実際、会食後も、政策に関するメッセージは皆無で、ただ仲が良い様子だけをPRしていました。

 つまり、安倍首相の行動は、「芸能人の政治化」という旧来の手法とはやや異なり、

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

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