メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

内藤大希が波乱万丈青春時代劇に出演/上

二十代の近松を描く『THE BLANK!~近松門左衛門 空白の十年~』

大原薫 演劇ライター


拡大内藤大希=伊藤華織 撮影

 舞台『THE BLANK!~近松門左衛門 空白の十年~』が上演される。原作は近松門左衛門の末裔・9代目近松洋男著『口伝解禁 近松門左衛門の真実』(中央公論社刊)。脚本・演出は鈴木勝秀が担当。近松門左衛門が戯作者となる以前の十年間=二十代の門左衛門を描く、波乱万丈青春時代劇だ。

 松鹿平馬(まつがへいま)役で出演する内藤大希。卓越した歌唱力とナイーブに心情を動かす演技で注目され、現在はミュージカル『レ・ミゼラブル』にマリウス役で出演中だ。本作にかける意気込みを聞いた。そして出演中の『レ・ミゼラブル』についても話を伺った。

明るく前向きなキャラクターで振り幅を楽しみたい


拡大内藤大希=伊藤華織 撮影
――『THE BLANK!~近松門左衛門 空白の十年~』に出演が決まったとき、どう思われましたか?

 昨年末の『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』も以前出演した『URASUJI』も時代物だけれど、現代的な要素も入っていたりして正統派の時代物とはちょっと違うと思うんです。今回、自分にとっては新しい挑戦だなと思っています。『DAY ZERO』ではふぉ~ゆ~の福ちゃん(福田悠太さん)、今回は浜中文一さん。ジャニーズの中でも舞台で経験を積んできている方で、浜中さんは福ちゃんとも仲が良いらしいんです。僕と同世代の方と共演できるのが楽しみですしワクワクしますね。

――『THE BLANK!』は近松門左衛門の知られざる二十代の姿を描いた作品。プロットからはどんな印象を受けましたか。

 近松門左衛門の元にみんなが集まり、何かを打破していくというイメージがありますね。今『レ・ミゼラブル』に出演していますが、国や時代は違えど、現状を打破したいと革命を起こそうとする気持ちは『THE BLANK!』と共通するものがある気がします。自分の中では二つの作品が寄り添っている感覚があります。

――近松門左衛門など歴史上の人物が登場する中で、内藤さんが演じる松鹿平馬は架空の人物。門左衛門に共感した松鹿平馬が自由貿易集団、松浦党の窓口となって協力し、共に『塩の道』の確立に力を尽くすという役柄です。

 松鹿平馬は明るくて前向きな性格のキャラクター。『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』の卑屈な山本勘助とか、明るい感じの役ではなかったので、逆に振り幅が楽しめるなと思いますね。

◆公演情報◆
『THE BLANK!~近松門左衛門 空白の十年~』
東京:2019年9月14日(土)~9月25日(水) よみうり大手町ホール
大阪:2019年9月27日(金)~9月29日(日) COOL JAPAN PARK OSAKATTホール
・チケット一般発売日/7月21日(日)AM10:00~
公式HP
公式twitter
[スタッフ]
脚本・演出:鈴木勝秀
参考文献/「口伝解禁 近松門左衛門の真実」近松洋男著 中央公論新社刊
[出演]
浜中文一
江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.)、内藤大希、小林且弥、細見大輔、香取新一、田村雄一、佐藤賢一、陰山泰
ラサール石井

〈内藤大希プロフィル〉
幼少時より現在まで、数々のミュージカル、ストレートプレイ、コンサートなど、幅広い舞台で活躍を続けている。近年の主な舞台出演作に、オリジナル・ミュージカル『DAY ZERO』、『野球~飛行機雲のホームラン~』、『歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭』、など。現在、ミュージカル『レ・ミゼラブル』(マリウス役)に出演中。今後、ミュージカル『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』(2020年1月7日~2月15日/東京・福岡・大阪公演)が控えている。
内藤大希公式twitter

・・・ログインして読む
(残り:約1093文字/本文:約2585文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。
Journalismの記事も読めるのは全ジャンルパックだけ!


筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

大原薫の記事

もっと見る