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谷原章介が大人のコメディに出演/上

ほろ苦い日常をコミカルに描く会話劇『不機嫌な女神たち プラス1』

大原薫 演劇ライター


拡大谷原章介=岩田えり 撮影

 谷原章介が舞台『不機嫌な女神たち プラス1』に出演する。

 田舎町に暮らす郁子(和久井映見)は旦那とは数年前に離婚。世話好きなのに世話する相手がおらず、退屈な日々を過ごしていた。学生時代に一緒にすごしたさつき(西田尚美)は地味で張り合いがない。そんなとき、東京で作家になった同級生の圭(羽田美智子)が返ってくる。久しぶりの再会。そこに「プラス1」の男(谷原章介)が現れて……。

 泣いて、笑って、抱き合って、罵倒し合って、慰め合って、とっくみ合って、それでも、幸せを感じる「可愛い大人たち」。女性3人男性1人だけで繰り広げる、ほろ苦い日常をコミカルに描く会話劇。脚本はNHK『ひよっこ』など数々のヒットドラマを手掛けた岡田惠和が舞台の脚本を書き下ろす。演出は笑いの中に人々の悲哀を描き出す田村孝裕(ONEOR 8)。

 田舎町に住む3人の女性たちの前に表れる「プラス1」の男性、タケオを演じる谷原章介。俳優のみならず司会やナレーションなど幅広く活躍する谷原だが、5年ぶりの舞台となった昨年の『民衆の敵』に続いて今回の舞台出演となる。作品について、コメディを演じることについて、そして「俳優」谷原章介について語ってもらった。

愛か恋かわからない、男女の新しい人間関係

拡大谷原章介=岩田えり 撮影
 
――今回の舞台ご出演の決め手となったのは?

 和久井(映見)さんとは何度もドラマでご一緒してるんですけれども、舞台ではこれが初めてだったということと、羽田(美智子)さんと西田(尚美)さんも何度も共演させていただいた素敵な女優さんなので、絶対にやりたいと思いました。中でも、岡田(惠和)さんの脚本ということが大きいですね。岡田さんは会話劇としてとても素敵な作品を書かれている方ですので、この女優さんたちとどういうふうに料理してくださって、自分をどんな苦しい状況に追い込んでくれるか(笑)、というところが楽しみです。岡田さんのドラマに出演したことはないのですが、一度だけラジオでご一緒しました。ロックが好きな方で、僕も音楽が好きなので音楽の話で盛り上がりました(笑)。

――岡田さんの作品の印象は?

 会話が面白いですよね。出てくる人同士の人間関係というか、キャラクター間で生じる火花や化学反応が一番好きなところです。

――今回の作品では3人の女性たちのところにプラスして現れる男性1人との人間関係が描かれるとのことですね。

 僕もまだプロットを読んだだけですが、愛なのか恋なのかわからない、新しい人間関係が描かれている気がするんです。こういう人間関係があってもいいかもしれないなとお客様に思っていただけたらと思います。

――3人の女性たちに囲まれて、谷原さん演じるタケオはなかなか大変な目に合うようですが(笑)、今まで見たことがない谷原さんの姿が見られそうです。

 最後に着地するところが、どうやって成立させるんだろう? すごい力業が必要なんじゃないかと思っていますね(笑)。そこに至るまでの会話で、お客様に4人が和気あいあいとしている様子をいいなと思えるところまで、みんなの力で持っていけたらと思います。

◆公演情報◆
舞台『不機嫌な女神たち プラス1』
東京:2019年10月19日(土)~10月27日(日) 紀伊國屋ホール
名古屋:2019年11月2日(土)~11月3日(日) 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール
大阪:2019年11月6日(水)~11月7日(木) サンケイホールブリーゼ
福岡:2019年11月16日(土)~11月17日(日) イムズホール
■チケット一般発売日:2019年7月28日(日)10:00am~
公式ホームページ

[スタッフ]
作:岡田惠和
演出:田村孝裕
[出演]
和久井映見 羽田美智子 西田尚美 谷原章介

〈谷原章介プロフィル〉
 1972年7月8日生まれ、神奈川県出身。近年の主な出演作には、舞台『民衆の敵』(2018 年)、「半分、青い。」(2018年)、「大奥 最終章」(2019年)、「未解決の女 警視庁文書捜査官 〜紺色のシグナル」(2019年)、映画『居眠り磐音』吉右衛門役(2019年)、『メリー・ポピンズ リターンズ 日本語吹替』マイケル・バンクス役(2019年)などがある。
谷原章介公式ホームページ

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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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